34. ZENITH/ゼニス

5つのメンズラインを展開し、独自の機構と 卓越したデザイン力をもって、毎年充実した 新モデルを展開できるのは、ムーヴメントを 自社生産するマニュファクチュールならでは 。シンプル機構にも複雑機構にも、バランス のよいメゾンの力が見て取れる。コレクショ ンクロノマスターから、月齢表示とデイ&ナ イトの2つのディスクを持つユニークなトゥ ールビヨン。 
- 2009年01月09日

33. GÉRALD GENTA/ジェラルド・ジェンタ

ブルガリグループの開発中枢として、常に新 作のコンプリケーションを披露しては我々を 刺激するジェラルド・ジェンタ。黒と赤のセ ラミックが独特の艶感を湛えるダイヤルに、 トゥールビヨンとアワーレトログラードを融 合した新作オクト。八角形のデザインと専用 に設計された肉厚のクロコストラップが、王 者の風格を強烈に放つ。 
- 2009年01月09日

32. DANIEL ROTH/ダニエル・ロート

注目は下半分の分表示。普通のレトログラー ドに見えるが、2時間で一回転する中央ディ スクに組み込まれた2つのピポットが、下半 分にくるとディスクに対して垂直になり、順 に60分をなぞるユニーク機構。クロノグラフ 秒針はジャンピングアワーを邪魔しない6時 位置で停止。時計とクロノグラフが美しく共 存したピースだ。 
- 2009年01月09日

31. ULYSSE NARDIN/ユリス・ナルダン

世界中の海軍に愛用されたマリン・クロノメ ーターや、太陽・月・星の位置を示す天文時計 などを生んだ名門メゾン。ブルーとホワイト ゴールドケースのコントラストが美しい本ピ ースにも、画期的なカルーセルトゥールビヨ ンとエスケープメントが組み込まれている。 稀有な機構をアーティスティックに表現する 独特の解釈は、このメゾンならではだ。 
- 2009年01月09日

30. BREGUET/ブレゲ

ナポリ湾に面したトッレ・デル・グレコはカ メオ細工のメッカ。大理石やシェルを彫刻す る技法は、古代ギリシャで生まれ、現代まで 受け継がれてきた。そのカメオを文字盤に使 い、見事な工芸時計が誕生。メカを追求する だけではなく、ストーリーやエピソードを持 ったピースをも生み出す。それがこの名門メ ゾンの姿勢なのだ。 
- 2009年01月09日

29. CONCORD/コンコルド

創業100年目を記念したトゥールビヨンは、 見る者を驚かせる。懐中時計仕様だったこの 機構に忠実に、トゥールビヨンを重力に対し て垂直に、ケース脇に配置。時計の外に飛び 出したトゥールビヨンのインパクトは絶大。 メゾン持ち前のエレガントなスタイルが、ビ ックサイズの時計の質量を感じさせない優美 なピースに完成させた。 
- 2009年01月09日

28. ROLEX/ロレックス

優れた機能を誇りつつ、絶え間ない新機構開 発やデザイン向上にも余念がないロレックス 。ソワレ仕様のデイトジャストは、このメゾ ンならではの高機構メカニズムを、エレガン トでラグジュアリーなスタイルで表現。ダイ ヤルとブレスレットに施されたアラベスク模 様とベゼルを二重に取り巻くダイヤモンドが 、独特の優美なラインを描く。 
- 2009年01月09日

27. RADO/ラドー

ケースとブレスに使われるマットセラミック スは深みのある漆黒に輝き、針とインデック スにほどこされたブラック蛍光塗料が、微妙 な黒のグラデーションを演出する。ブラック の美しさを改めて知ることのできる作品だ。 ケースからブレスレットにつながる流れるよ うなフォルムも、ラドーならではのデザイン 。メゾンの感性が集約した一本。 
- 2009年01月09日

26. LÉON HATOT/レオン・アト

女性の様々な美しさを的確に表現するレオン ・アトの今年の新作は、ギャルソンという男 性を表す言葉を女性形にデフォルメした、ラ ギャルソン。自由で躍動感のある、凛々し いフォルムの中に見え隠れするフェミニンな 美しさは、男の子のような娘、という意を持 つピースネームにぴったり。女性のあらゆる 魅力を知るメゾンならでは。 
- 2009年01月09日

25. MOVADO/モバード

モバードの卓越したデザインセンスは、1959 年、NYでMOMAの永久所蔵品という形で 評価されている。12時位置に太陽をイメージ しているドットを配した、極めてピュアでシ ンプルなデザインは、以後、同メゾンのアイ コンに。このデザインを発展させた新デザイ ンは、タイムレスなコンテンポラリーのイメ ージをきっちり継承している。 
- 2009年01月09日

24. CREDOR/クレドール

日本の高性能機構スプリングドライブを搭載 した新しいドレスウォッチ。年間5本という 少量生産の背後には、精巧な部品をひとつひ とつ職人が磨き上げ、組み立て、慣らし運転 をし、分解して再調整、その後改めて組み立 て、4ヶ月をかけて完成させる新ムーブメン トがある。ノリタケ磁器の透明感あるダイヤ ルが、職人芸を引き立てる。 
- 2009年01月09日

22. CHOPARD/ショパール

ハイジュエラーとしての名声を守りつつ、時 計のマニファクチュールとしての存在感も圧 倒的なショパール。新機構を発表する傍ら、 ハッピースポーツコレクションにバゲットダ イヤモンドを飾るなど、スポーツラインの更 なるラグジュアリー化を中心に、既存モデル のブラッシュアップや限定モデルの製作にも 余念がない。ハイジュエリーウォッチも充実 。厳選されたダイヤモンドと、MOP盤を覆 う美しいカッティ...
- 2009年01月09日

21. HARRY WINSTON/ハリー・ウィンストン

毎年、我々の想像を超える傑作が発表されて きたオーパス・プロジェクト。8番目の作品 として、1971年生まれのデジタル世代、フレ デリック・ガリノーの頭に浮かんだのは、複 雑機構とデジタルを組み合わせたハイブリッ トウォッチ。ピンアートゲームに発想を得た 表示方法のメカニズムを構築した。普段は何 も表示しないディスプレイには、オンデマン ドで、文字盤が下に下がることにより、セグ メントで構成...
- 2009年01月09日

20. WALTHAM/ウオルサム

マリリン・モンローが“紳士はブロンドがお 好き”で身につけたダイヤモンドペンダント をモチーフにした気品あるピース。ローズゴ ールドケースにかぶせたダイヤモンドカット のサファイヤケースの優美なフォルムが、ダ イヤモンドの白と文字盤やストラップの黒に 映える。 
- 2009年01月09日

19. CENTURY/センチュリー

36面にカットを施されたサファイヤケースが 、レッドゴールドケースとダイヤモンドを繊 細に輝かせる、メンズドレスウォッチ。しっ とりした茶クロコのストラップが上品さを引 き立てる。センチュリーのきらめきは、女性 だけでなく男性の心も惑わせるのだ。 
- 2009年01月09日

18. HUBLOT/ウブロ

アイコンであるビック・バンシリーズから、 「ユーロ2008」へのスポンサーシップを記念 した限定モデル。45分のハーフタイムや15分 のロスタイムを計測できるクロノグラフを備 えた、ブラックセラミックケース&ラバース トラップのシャープで洗練されたスポーツデ ザイン。 
- 2009年01月09日

17. FREDERIQUE CONSTANT/フレデリック・コンスタント

機械時計の普及に力をつくすメゾンが初めて 手がけた自社製トゥールビヨンは、世界初の シリシウム製ガンギ車を利用したハイクオリ ティーな仕上がり。オーナー夫妻の機械時計 に対する情熱と愛情が、ハートビート越しに 見える時計の心臓に宿っている。 
- 2009年01月09日

14. DE WITT/ドゥ ヴィット

ヴァーティカルに機構を並べて21日間パワー リザーヴを実現した、開発に3年を要した驚 異のフライング・トゥールビヨン。モナコオ ークションピースに少し手を加えたヴァージ ョンで、ケースに特殊素材を使用することに より200gを切る軽量化を実現。狂気に近い 際立った感性が生んだ、常軌を逸したピース だ。  Photo Masahiro Goda Text Yukino Kano,Fumito...
- 2009年01月09日

15. GREUBEL FORSEY/グルーベル・フォーシィ

天才時計師という名前にふさわしい活動を続 ける、グルーベルとフォーシー。2年前に発 表したクアドルプル・トゥールビヨンのプロ トタイプが、今年、崇高なピースとして披露 された。有機的に息づく2つの3次元トゥー ルビヨンに、最高に昇華した時計技術が結集 している。 
- 2009年01月09日

13. DE GRISOGONO/ドゥ グリソゴノ

デジタルとアナログ、2つの表示を組み込ん だ機械式時計。チタンとラバーを多用し内部 のメカニズムを見せた、近未来的なフォルム 。23個の小さなローラーが回転して数字を描 くデジタル表示は特許取得。個性的なピース を得意とするメゾンらしい、唯一無二の作品 だ。  Photo Masahiro Goda Text Yukino Kano,Fumitoshi Shimura
- 2009年01月09日

11. VULCAIN/ヴァルカン

ピンクゴールドとチャコールグレーの組み合 わせがエレガントな、手巻きアラーム時計。 シンプルで落ち着きのある表情に、セミスケ ルトンの表面から覗くムーヴメントがシャー プな印象を添える。伝統に未来的なイメージ を加えた、このメゾンの魅力を語る一本。  Photo Masahiro Goda Text Yukino Kano,Fumitoshi Shimura
- 2009年01月09日

12. CUERVO Y SOBRINOS/クエルボ・イ・ソブリノス

クルエボ・イ・ソブリノスの発祥地ハバナが あるカリブ海には、海賊たちが棲んでいた。 享楽的でどこかロマンティックな海賊をイメ ージしたウォッチは、ヒュミドールとして機 能する、美しい宝箱のデザインのボックスに 、特製トランプとダイスとともに収納され、 男の遊び心を刺激する。 Photo Masahiro Goda Text Yukino Kano,Fumitoshi Shimura
- 2009年01月09日

10. CHRONOSWISS/クロノスイス

デイト付きのシンプルな3針とクロノグラフ 、2つの独立した時計をひとつにして腕にま とわせる。1950年代のラリー・カーのダッシ ュボードデザインを、そっくりリストウォッ チに仕立てた作品。力強くハードな時計だ。 2つのピースの位置はオーナーの好みで決め られる。  Photo Masahiro Goda Text Yukino Kano,Fumitoshi Shimura
- 2009年01月09日

9. GLASHÜTTE ORIGINAL/グラスヒュッテ・オリジナル

ドイツが誇る最上の時計職人たちの手によっ て誕生する、珠玉のムーヴメント。伝統と歴 史が生み出した時計の心臓部を前面にデザイ ンして、その精密な美しさにフォーカスした ピース。あきれるほどに精巧で魅惑的な表情 は、決して見飽きることがない。  Photo Masahiro Goda Text Yukino Kano,Fumitoshi Shimura
- 2009年01月09日

7. TAG HEUER/タグ・ホイヤー

トップクラスのインダストリアル・デザイナー、 奥山清行氏が手がけた、GTコンセプトカーに 搭載されるグランドカレラ。チタンにラバーを 合わせた軽量かつスタイリッシュなデザイン のスポーツウォッチは、1/10秒を計測・表示で きる精度を誇る。スピード感と爽快感が手首か ら伝わってくる。  Photo Masahiro Goda Text Yukino Kano,Fumitoshi...
- 2009年01月09日

8. JAQUET DROZ/ジャケ・ドロー

昼間は、神秘的な黒の文字盤の小さな時計が 時を刻む。ロマンティックな時の流れが似合 う夜は、時計は闇の中に沈み、ダイヤモンド と夜光塗料で描かれた星座が浮き上がる。イ ンデックスにあしらわれた星座シンボルが幻 想的。エモーションが宿ったピースだ。  Photo Masahiro Goda Text Yukino Kano,Fumitoshi Shimura
- 2009年01月09日

6. BELL&ROSS/ベル&ロス

レクタンギュラーにオーヴァルを組み合わせ た、ベル&ロスらしい表情を持つ新デザインケ ースに収まった、新作トゥールビヨン。マットな ピンクゴールドにカーボンダイヤルの不思議 な輝きが映える。美しくなる機械、そんな言葉 がよく似合う、印象的なピースだ。 Photo Masahiro Goda Text Yukino Kano,Fumitoshi Shimura
- 2009年01月09日

5. BREITLING/ブライトリング

ブライトリングの歴史的名作であるクロノマッ トは、1942年に誕生した。このモデルの意匠を復 刻した新作は、日本限定モデル。大型で立体的 なフォルムに傾向が流れている中、あえて、伝 統的で落ち着きのあるフェイスを提案。航空機 をイメージしているにもかかわらず、優美でシ ックに仕上がっているのは、長い伝統がなせる 技だろう。 Photo Masahiro Goda Text Y...
- 2009年01月09日

BASEL & GENÈVE 2008

Photo Masahiro Goda Text Fumitoshi Shimura Basel——華やいだ最新トレンドに 恍惚する8日間 国際時計宝飾展バーゼルワールド2008が去る4月3日 から10日まで開催された。今年で36回目を迎え、会場に は世界各国から集まった時計、宝飾、その他関連業者 の出展数2,109社のブースが埋め尽くし、各社の最新 作が居並ぶ豪奢な雰囲気を肌...
- 2009年01月09日

没後40年 レオナール・フジタ展

幻の群像大作 初公開@上野の森美術館 世界各地からパリのモンマルトルやモンパルナスに集まり、ボヘミアン的な生活をしていた画家たちを指し、フランス語で「パリ派」を意味するエコール・ド・パリ。そのエコール・ド・パリの寵児として活躍した世界的画家、藤田嗣治(1886〜1968)の幻の群像大作4点すべてが日本で初めて一堂に会する「レオナール・フジタ展」が上野の森美術館で開催されている。彼の群像大作...
- 2009年01月09日

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