
「ショーメ」からたどる パリ栄華の軌跡
華やかな歴史を語る美術館
創業1780年、ヴァンドーム広場を拠点とするグランサンクのなかで長い歴史を誇る「ショーメ」。
マリ・エティエンヌ・ニトが創業したナポレオン皇帝御用達のジュエラーは、マリー・ルイーズ皇妃の結婚の際に婚礼装身具一式を製作、以来「ショーメ」は花嫁の頭上を飾るティアラの製作に傑出し、世界中にその名を轟かせた。現在、この場所には本店ブティック、華麗なル・グラン・サロンと...
- 2009年01月09日

フランク・ミュラーが魅せるジュエリー・フェア
トノウ・カーベックスのフォルムを投影
フランク・ミュラーの代表作、「トノウ・カーベックス」。この洗練されたフォルムから発想を得たジュエリーがカーベックス・カット・ダイアモンドだ。美しさと斬新さを備え、世界に一つしか存在しない美的ヴィジョンと比類なき技術が生んだ芸術である。ウォッチランドの工房において熟練された職人の手により生み出され、ひとつひとつが73面の理想的な比率にカットされている。従...
- 2009年01月09日

ブシュロン150周年記念コレクション
長い歴史に培われた実力が花開くとき
ジュエリーの聖地、パリ・ヴァンドーム広場。この聖地で最初に店を構えたメゾンジュエラーである「ブシュロン」は、今年、創業から150年目を迎えた。
パリが革新的な発展を遂げ、幾度もの万国博覧会が開催された、ナポレオン3世帝政下の1858年。フレデリック・ブシュロンが創業したハイジュエリーメゾンは、当初から、自然をモチーフにした唯一無二のデザインと、石の質...
- 2009年01月09日

デビアス 2008年新作コレクション
新作はトライバルなアミュレット
デビアスの新作のテーマは「アミュレット(お守り)」。
全17種類に及ぶコレクションはどれもトライバルな仮
面をモチーフとした作品になっていて、このテーマの
挿話が面白い。
星々に囲まれて精霊たちが住んでいた時代、グーグ
ージュジュという名の踊りの精霊は雲の中でダンスを
踊ったまま、他の精霊たちを笑ったりからかったりし
て毎日を送っていたという。ある日、いた...
- 2009年01月09日

サザビーズスペシャリストが語る
香港ジュエリーオークションの今
ロンドンで書籍の売買をしていたサミュエル・ベーカ
ーが、売主と買主が取引をする場を提供する目的で
1744年に開催した古書のオークションから始まった
「サザビーズ」。ここ数年大きな伸びを見せているジュ
エリー市場だが、先頃サザビーズ香港オフィスジュエ
リー部門スペシャリストのフローラ・ウォン氏が来日。
彼女にジュエリー市場と香港オークションの今につい
て語っ...
- 2009年01月09日

クリスティーズにみる宝石オークションの今
飛躍的成長を見せるアジア市場
240年の伝統と歴史を誇る世界的な美術品オークショ
ン「クリスティーズ」。先頃、クリスティーズアジア 宝
石・翡翠部門 総責任者 ヴィッキー セック氏が来日。
先日行われた香港オークション、アジアの宝石オーク
ション市場について彼女に聞いた。
Photo Yu Nakaniwa
アジアオークション史上最高額を記録
1766年にジェームズ・クリスティーによ...
- 2009年01月09日

趣向で選ぶ新作時計 〜Sporty
フランクに愛用したくなるソリッド感
スポーツに最適なモデルといえば、ダイバーズウォッチという偏狭的な視野で専門誌に取り上げられることが多々ある。夏だからスポーツウォッチという概念があるのは海水浴や潮風にあたる機会が増えるだろうという思考に違いない。しかし、耐久性の良い腕時計は、ウインタースポーツやフィッシング、サイクリングなどのアウトドアライフに最適であることを愛用者が実証してきた。特にス...
- 2009年01月09日

趣向で選ぶ新作時計 〜Creative
溢れ出る創作意欲は斬新な様相を極める
今日の日本の時計市場は、日本がバブル経済以降に景気後退したまま現在も釈然としない閉塞感が続く中で、この状況に反比例して急成長を続けてきた。もの作りの原点ともいえる機械式時計の魅力に多くの人が実用性以上の夢を見られたことが、市場を再隆盛させる原動力だったといえるだろう。その過程でスイスの時計界からは幾多の新興ブランドが生まれ、斬新なデザインや特殊な機能を...
- 2009年01月09日

趣向で選ぶ新作時計 〜Hi-Standard
シンプルな姿に秘めた傑出のファクター
時計として最低限の機能を備えたセンターセコンドやスモールセコンドなどのシンプルな腕時計を愛用品のひとつに所有する人は少なくないだろう。ベーシックなモデルだけにナチュラルな着こなしや、ビジネスマンならばデイリーユースの頻度が高いのではないだろうか。そんな日々に愛用するアイテムにも、ちょっとしたこだわりのアクセントがあったりするもの。たとえばラウンド型のフ...
- 2009年01月09日

趣向で選ぶ新作時計 〜Excelsior
技術的なノウハウを高め更に上を目指す
手仕上げを免れない機械式時計は、卓越した職人技術に頼っても精度には構造面からして限界がある。それに人それぞれの癖が染み込むものだから使用頻度や使い方で不具合を起こすこともあるし、使い勝手が良くなれば経年劣化する部位が生じるのも至極当たり前だ。ただし他人には傷んでいるように見えても、本人には愛用度の高い証拠だと納得できるのは手作りの温かみがあるからだろう...
- 2009年01月09日

趣向で選ぶ新作時計 〜Traditional
機能がもたらす伝統的なデザインを継承
時計が居並ぶ店頭のショーケースを眺めれば、機械式時計に目が肥えていない人でも、風変わりなデザインでありながら、アイキャッチの良さにひと目で惹かれてしまうモデルがあったりする。特に文字盤が独特なほど好奇心を掻き立てられるだろう。その多くは付加機能の搭載によって特別なデザインが施されたことを知ると、さらに興味は内部の機械構造にまで発展し、その時計への魅力が...
- 2009年01月09日

質実剛健な「マイスターアート」が贈る逸品時計
ラックス会員限定!
“世界で1本”というステイタス
ドイツ北部、バルト海に面したビスマールという街で1988年に創業した「マイスターアート」。1981年より時計技師2名の工房を開設し、1998年から年間生産量わずか100本という生産数ではありながら機械式時計の販売を開始。そのドイツらしい職人気質の時計製造が評価を得、1998年、ドイツ連邦軍の将校ユンゲン氏より時計の依頼を受けることとなる...
- 2009年01月09日

インディペンデントから躍進したクロノスイス
レギュレーターに真価を託した20年
往時のスイス製高級時計をリスペクトし、端整でモダンクラシックな意匠の時計作りで機械式時計の素晴らしさを現代に再認識させてきたクロノスイス。その同社設立25周年となる2008年は、代表作である「レギュレーター」も製造開始から20年目を迎えた。このレギュレーターこそ愛好家のハートに火をつけ、機械式時計の復活に貢献したのだ。その魅力は、ベースムーブメントをマリ...
- 2009年01月09日

ヴェネチアで花咲く「ル・リエール」
ジャガー・ルクルトのクラフツマンシップが光る
ジャガー・ルクルトが9月に行ったヴェネチアでの世界各国に向けたプレス・カンファレンスでの、特別ジュエリーセット「ル・リエール」の様子を動画でご紹介。見る人々を魅了し、光によってさらに輝く「ル・リエール」をご堪能あれ。
●「ル・リエール」の魅力が満載の「ジャガー・ルクルトがおくる近代芸術の雅趣」
も掲載中。さらなる「ル・リエール」の魅力をご...
- 2009年01月09日

フレデリック・コンスタントが贈る英国車への賛辞
Text Fumitoshi Shimura
熱烈なファンと共にヒーリーをサポート
フレデリック・コンスタントは、設計からデザイン、組み立てまでを一貫して行うスイスの数少ないマニュファクチュールのブランド。その創業は1988年と若いブランドだが、新興メーカーとしては近年まれにみる急成長を遂げたことで知られている。その同社は、1953年から71年まで生産されたイギリスの名門オースティンのヒ...
- 2009年01月09日

ジャガー・ルクルトがおくる近代芸術の雅趣
19世紀の美術工芸運動を思わせる美しさ
175年にわたりマニュファクチュールとして時計を世に送り出してきた名門ジャガー・ルクルト。その妙技は宝飾にまで至り、1920年代にダイヤを配した極小の腕時計を、1929年には今日でも世界最小の座にある機械式ムーブメントを製造して女性のための小ぶりな腕時計を流行させた。この19世紀後期から20世紀初頭の時代背景には、モダンデザインの父と呼ばれる英国人の...
- 2009年01月09日

タグ・ホイヤー 新プレミアム「グランドカレラ」
Photo Hiroshi Kaneko
アンバサダー ルイス・ハミルトン登場
なんとそこへ登場したのは、アンバサダーであり、11月2日にブラジルで開催されるGPでの優勝が期待されるルイス・ハミルトンである!
過去5年にわたり、アンバサダーとして絆を深めているルイス・ハミルトンは、タグ・ホイヤーの「グランドカレラ」について「グランドカレラはもはや自分の一部でスタイルには欠かせないもの...
- 2009年01月09日

A.ランゲ&ゾーネ 「HOME OF TIME」
Photo Yuu Nakaniwa Text Fumitoshi Shimura
アジア圏を刺激する日本の時計市場
毎年訪日するA.ランゲ&ゾーネの人々にとって、日本はいかなるマーケットなのか。「日本人のモノに対する価値観はドイツ人に近しいです。テクニカルやメカニカル面にも精通し、本物を見極めるシビアな目を持った日本は重要な市場で、この国のプレスが当社製品に好意的であることは我々の誇り...
- 2009年01月09日

英国の伝統美が出会う
“光”と“時”を操るバックス&ストラウス
バックス&ストラウスは、1789年にロンドンで創業された世界でもっとも歴史の古いダイヤモンド会社である。創業から200年以上にわたり培われてきたダイヤモンドへの高い知識と情熱が、スイスのフランク・ミュラー・ウォッチランドと出会ったことで、“ダイヤモンドのための最高の腕時計”の誕生が実現した。腕時計に使用されているダイヤモンドは、上側のクラウン面から...
- 2009年01月09日

パネライの魅力溢れるブティックが銀座に誕生
Photo Yu Nakaniwa Text Fumitoshi Shimura
銀座にふさわしいエグゼクティブな演出
ゆったりとした100平米の店内には、チーク材をふんだんに使用したパネライのワールドコンセプトとされるディスプレイが際立っている。中でもウエーブした壁面や舷窓のモチーフによるショーウインドーの様相は、まさにプロのダイバーに愛されてきたことを語らずともイメージさせる。この秀...
- 2009年01月09日

“アトラップ・モワ”—ショーメの新作ウオッチ
ショーメのコレクション「アトラップ・モワ」から、美しいジュエリーウオッチが登場した。
相手を捕らえようとして巣を張るクモ、花の上を舞い花芯にそっととまるミツバチ…。「アトラップ・モワ」(“Attrape-moi”—私をつかまえて)は、これらが織り成す愛のゲームを表現した、ポエティックで精緻な美しさを放つコレクション。新たに発表となったジュエリーウオッチも、この「アトラップ・モワ」の持つ世...
- 2009年01月09日

愛しき時計店― アルキメデス・スパイラル 丸の内
大人の発見する愉しみを詰め込んだアトリエ
2000年7月、舞浜に開業した腕時計専門店、アルキメデス・スパイラル。その2号店が、東京の丸ビルにあるこの店だ。
「ワインセラーを階層した時計店」をイメージした店内には機械式時計とそれを支えるクラフトマンシップにこだわり、独自のセンスでセレクトした幅広いジャンルの腕時計が並ぶ。また、バーゼルワールドなどの国際見本市にバイヤーを派遣し、スイスやドイツ...
- 2009年01月09日

愛しき時計店― リシャール・ミル GINZA
セレブ注目ブランドの日本初オンリーブティック
道行く人が足を止めてショーウインドウを眺める風景が今も昔も変わらない銀座。目の肥えた品定めで贅を尽くす人々が集まる土地柄だけに、新参の見極めには鋭い感性が注がれる。しかし、多くの御眼鏡にかなえばブランドのステージは一躍するほどの魔力を持つのが銀座だ。中でも大人の香りを漂わす花椿通り界隈は本物趣向の人を引き込む注目のエリア。この通りの玄関口で一際...
- 2009年01月09日

愛しき時計店― カミネ トアロード店
名店が仕掛けた展開は次代の店にあるべき姿
港町神戸の旧居留地と神戸外国倶楽部を南北に結ぶ通りはトアロードと呼ばれている。1872年頃に神戸の山手地区と外国人居留地を結ぶ道路として整備された歴史を持つが、当時は東亜ロードと称され、その名はこの筋の北端にある神戸外国倶楽部の場所にもともと存在していた東亜ホテルに由来する。
この神戸のメーンストリートとして地元の人々や観光客にも馴染みのあるトアロ...
- 2009年01月09日

愛しき時計店― 日新堂
昔からここにある、その安心が老舗のもてなし
日新堂の前身は、1892年に秋田の地で創業した。1934年に東京の大森へ本拠を移転。時として、大森近郊の羽田に開港された東京飛行場が開業10周年を迎えた1941年に、同店は日本航空計器株式会社を設立してマスター高級時計やタイムスイッチの製造を手がけている。1948年に銀座中央通りの当地に日新堂時計店を開店した後も、販売だけでなく製造や輸出入を行い...
- 2009年01月09日

愛しき時計店― アイアイ イスズ
目に映るものだけでなく心の期待も満たす店
讃岐といえば瀬戸内海を臨む四国の香川県。本州から瀬戸大橋を渡れば、恵まれた自然と町の風情が調和する日本有数の風光明媚な美観都市である高松に辿り着く。
この地に高級機械式時計をはじめ、耽美なジュエリーやスタイリッシュなアイウェア、こだわりのステーショナリーグッズなど、120以上にのぼる選りすぐりのブランドを取り揃えた「アイアイ イスズ本店」はある。...
- 2009年01月09日

愛しき時計店― ISHIDA青山表参道
リゾートのラウンジを想わせる空間を演出
木々の息吹が聞こえそうな静寂に満ちた神宮の森と、名立たるブランドのブティックが軒を連ねる賑やかな通りとの対照的な景観を織り成す表参道の街並み。最先端の出来事に敏感なエリアでありながら、懐かしさを感じさせる風情も残す刺激的な街だ。
常に人で溢れたその通りの中ほどにあるISHIDA青山表参道は、時計専門店でありながら、リゾート地にあるリラックスしたラウン...
- 2009年01月09日

68. BACKES & STRAUSS/バックス&ストラウス
世界最古のダイヤモンド会社の時計は、いず
れもダイヤモンドの美しさが存分に表現され
ている。初のムーンフェーズ機構を乗せた新
作は、満ち欠けする月の周りに、天空の星座
をダイヤモンドで描いた幻想的なデザイン。
ベゼルとラグにセッティングした大粒のバゲ
ットダイヤが、圧倒的なラグジュアリー感を
演出するハイジュエリーウォッチ。
- 2009年01月09日

67. RODOLPHE/ロドルフ
ロドルフ・カタンが発想する大胆でユニーク
なデザインが、このメゾンの魂。ウォッチラ
ンドの高度な技術力が、ロドルフのオリジナ
ルデザインを100%保ったまま高級時計に
仕上げている。文字盤の大半を覆うトゥール
ビヨンの巨大なケージは直径20mm。9時位置
の大型リュウズはポンプのように押し込むこ
とでゼンマイを巻き上げる斬新な仕組み。
- 2009年01月09日

65. PIERRE KUNZ/ピエール・クンツ
中央のダイヤルとそこについた針がそれぞれ
回転し、永遠のループを描くインフィニティ
ー ルーピング。有機的な針の動きは、クン
ツにしかできない発想。豊かなデザインの才
能とハイテク技術との融合の成果が表現され
ている。
- 2009年01月09日