LUX BOOK REVIEW『経済は感情で動く』

目からウロコのユニークな経済学書 読みおわったあと、誰かに薦めたくなる本とはなかなか出会えないが、この本は、そんな数少ない一冊にな る可能性がすこぶる高い。経済学の「小難しい」イメージを払拭し、とことん楽しく、どこまでも人間臭く綴っ た本書の特長は、クイズ形式を取り入れていること。設問には落とし穴が隠されており、想定される答えを 解析することで、お金や経済の本質がわかる仕組みになっている。...
- 2009年01月09日

LUX BOOK REVIEW『ドルの崩壊と資産の運用』

投資家必見。通貨制度の崩壊の行方 迷走する経済界で、避けることのできないショッキ ングな事件が起ころうとしている。それがドルの崩 壊だ。2007年10月に発売され、版を重ねてきた『ドル の崩壊と資産の運用』は、世界的な金融システムと 人々の生活の劇的な変化を「通貨制度の崩壊」という 観点からまとめている。国際金融のアナリストとして 活躍する2人の著者は、極めて論理的なドルや円など の通貨が...
- 2009年01月09日

LUX BOOK REVIEW『国富ファンド・ウォーズ』

国富ファンドの是非と未来が見える サブプライム問題で震撼する世界経済。現在の危機的状況の打開に影響力を持つのが、「オイルマネーや外 貨準備などの国家資金を海外に投資する基金」と定義されている国富ファンドだ。この本は、今まで包括的 にまとめられることのなかった国富ファンドの今と未来を紐解いたもの。大きく分けて「総論」「日本への影 響」「国富ファンドの個別動向」という三部構成になっており、国富...
- 2009年01月09日

田嶋智太郎的 「資産運用論」

原油高騰のリスクにつけるクスリは「金」!? 今、世界で最も注目されている市場といえば、それは ズバリ!原油先物取引市場であろう。 なかでも米ニューヨーク・マーカンタイル取引所 (NYMEX)に上場する米国産WTI(ウェスト・テキサス・イ ンターミディエイト)の先物価格に対する注目度は群 を抜く。 テキサス州西部とニューメキシコ州南東部で産出さ れるこの原油は含有硫黄分が少なく、かつ軽質。つ...
- 2009年01月09日

ワインで嗜む熟成と投資

「生活の句読点」を投資の対象に 昭和30年代の「いこい」という日本煙草の宣伝ポスターに、「生活の句読点」というコピーがある。忙しい日常の 中で束の間のリラックスを楽しむ人々。嗜好品である煙草の特長を最大限に生かした名コピーだ。嗜好品の意 味を辞書で調べると、「栄養を取るためでなく人の好みによって味わい楽しむ飲食物」とあり、その対象はコー ヒーや煙草、そしてお酒だ。どれもほっと一息入れるため...
- 2009年01月09日

ゆうちょ銀行でも始まる変額年金保険とは?

変額年金保険の販売が拡大 生命保険各社で、団塊世代の退職金運用に照準を合 わせた変額年金保険の新商品が相次いで発売され た。野村證券金融経済研究所によると、2007年〜2009 年度までに支払われる退職金の総額は53兆円とい う。昨年来、株安によりリスク商品離れの傾向はある が、団塊世代ターゲットの金融商品の競争は激化し ており、中でも今注力されている商品の一つが、変額 年金保険である。ま...
- 2009年01月09日

広がりを見せる海外ETF

サブプライム後の投資はどうなるか 株式市場は、サブプライム問題から少し落ち着きを 取り戻したかのように思われる。再び金融不安が襲 う可能性が全くないとはいえないが、しばし市場か ら遠ざかっていた人も、今こそ、自分の金融資産をど う生かすかを考えるときである。なぜなら、新興国な どは今後も高い経済成長が期待されている上に、サ ブプライム問題の直接の影響も軽微であった。日本 の個...
- 2009年01月09日

偽プライベートバンカーの 存在

GPJの破綻は氷山の一角に過ぎない 数年前、ジェスティオン・プリヴェ・ジャポン(GPJ)なる 富裕層向け資産コンサル会社が破たんした事件があ り、代表者はその後詐欺罪で逮捕された。破綻してみ れば滑稽極まりないが、1,700人もの資産家が彼を信 頼し、360億円もの資金を預けた。資産家たちは一体何 を信頼したのか? 運が悪かったと言えばそれまでだ が、そう楽観もしていられない。というのも、...
- 2009年01月09日

野生酵母とともに生きる生活

COBOと人との豊かなつながり 私たちと共に生きている微生物「酵母」。目には見えなくとも、体内をはじめ、野菜や果物、そして空気や水の中にも、たくさんの野生酵母が漂っている。そんな「身近な野生の菌と日々関わりあい、ともに生きるCOBO生活」を提案しているのが「ウエダ家」だ。「酵母」が生み出す栄養は、天然のアミノ酸やミネラル、ビタミンB群など、私たちの身体に免疫力をつけ、有益に働くものばかり。...
- 2009年01月09日

パスカル カフェ パリに誕生

才能溢れるショコラティエの店 1989年に当時史上最年少でMOF(フランス国家最優秀職人)を獲得以来、繊細で贅沢な風味のボンボン・ショコラで世界中の人々を魅了し続けるショコラティエ、パスカル カフェ氏。ショコラの季節が本番を迎えた10月、パリ・サンジェルマンに同氏のブティックがオープンした。ショコラの新しい醍醐味を提案するパティスリー内では、希少なヴェネズエラ産クリオロ種カカオの魅力を最大...
- 2009年01月09日

今年のボージョレーは 「フルーツ、フルーツ…」

ヌーヴォー解禁パーティ開催 毎年11月第3木曜日、午前0時に解禁されるボージョレー・ヌーヴォー。ヌーヴォーとは、フランスのボージョレー地方で作られる赤かロゼの新酒ワインのこと。2008年のボージョレー・ヌーヴォーを一言で表現するならば「フルーツ、フルーツ、フルーツ…」。味わい深く、開放的でいて、重すぎない。タンニンは滑らかで、美しい緋色のワインには、絹のようなストラクチャアが感じられる。そ...
- 2009年01月09日

ベル エポック新ヴィンテージ誕生

フランス初の女性三ツ星シェフ来日! 黄金色のはじける泡に浮かぶ可憐なアネモネ…。世界中のセレブリティたちに愛される「ベル エポック」は、2008年11月に新ヴィンテージを発表。シャルドネがもつ繊細さとエレガントさにモンターニュ・ド・ランスのピノ・ノワールのフルーティさが加わり、より一層高貴な香りの1本となっている。  11月7日には、ペリエ ジュエ 新ヴィンテージ 「ベル エポック200...
- 2009年01月09日

日本初「Tokyo Sweets Collection 2008」開催

スイーツとファッションの夢の饗宴 祝いごとはもちろん、日々の気分転換やご褒美など様々なシチュエーションに彩りを添え、至福のときを与えてくれるスイーツ。そこに女性の好きな2大要素のファッションを結びつけたら何が生まれるか? 11月8・9日の2日間にわたり東京・港区の品川プリンスホテルで開催された「Tokyo Sweets Collection 2008」は、業界を超えたコラボレーションから、...
- 2009年01月09日

3つのレストラン&ホテル ミシュランスター獲得

マンダリン オリエンタル 東京の快挙 2009年度版“ミシュランガイド東京”が11月21日発売され、話題を呼んでいる中、1つのホテルで3つのレストランが星を獲得し、ホテル自身も格付け最高ランクにあたる「5レッドパビリオン」の中でも最高の評価を取得したホテルがある。「マンダリン オリエンタル 東京」だ。星の数ほどある東京のレストランの中で、2009年度版にて星が輝いたレストランは、173軒。...
- 2009年01月09日

世界のワインをリードするマスターオブワイン

ロン・ジョルジオが誘うワインの悦び 世界のワインの最高峰資格マスターオブワイン(以下MW)。ロンドンに本部のあるMW協会が行う試験は、世界3カ所で開かれる合宿セミナーに2年連続の参加が義務づけられ、本番では4日間にわたり醸造、ワインビジネスの論文、複雑なテイスティングが課せられる。1953年より試験をスタートして、現在のMWは世界でわずか277名(2008年10月現在)。合格者のなかにはジ...
- 2009年01月09日

ホテル西洋 銀座から スペシャルメニュー発表

新しい銀座の手土産  銀座には、『ミツバチプロジェクト』という銀座の街と自然の共生を感じることを目的とした団体がある。銀座のビルの屋上でミツバチを育て、採取したハチミツを還元する活動だ。その活動に賛同した「ホテル西洋 銀座」は、銀座を代表するスイーツ「銀座マカロン」をアレンジして作った『銀座はちみつマカロン(1個315円)』を販売。銀座のハチミツを練りこんだバタークリームと刻んだ自家製マー...
- 2009年01月09日

マンダリン オリエンタル 東京 3周年特別ディナー

ブルゴーニュ 5大特級畑の饗宴 オリエンタルな気品と贅沢な眺望に包まれるくつろぎのひとときで絶大なる人気を博す、マンダリン オリエンタル 東京。同ホテルが、2008年12月2日、開業3周年を迎える。これを記念し、「ブルゴーニュ 5大特級畑の華麗なるシャルドネとピノ・ノワールの饗宴」(2008年12月6日(土))を開催。同ホテルのワインセラーだからこそ実現できるブルゴーニュの真髄に迫る5大特...
- 2009年01月09日

食とワインの祭典 「シルク・キュリネール」

at ザ・ペニンシュラ東京 この秋最大の食とワインの祭典「シルク・キュリネール」がザ・ペニンシュラ東京で開催される。世界のダイニングシーンをリードする一流シェフの料理と美酒のマリアージュが堪能できるというもの。11月21日から24日の4日間、“食のサーカス(=シルク)”にふさわしい美酒と美食の豪華コラボレーションが満載だ。今回は、4日間の中でもぜひ体験していただきたいイベントのスケジュール...
- 2009年01月09日

マンダリン オリエンタル 香港よりシェフ来日

“広東ディライト”で伝説の広東料理を マンダリン オリエンタル 東京37階にある広東料理「センス」では、料理フェア「広東ディライト」を開催中(9月24日水曜まで)。マンダリン オリエンタル 香港の広東料理「マンワーテン」より、ジョセフ・ツェイ料理長が招かれ、センスの高瀬健一料理長とともに腕をふるう。 マンワーテンといえば、世界のホテルランキングで常に上位にはいる最高級ホテル、マンダリン ...
- 2009年01月09日

素材をめぐる話 2

リストランテ ラストリカート リストランテ ラストリカートは、神楽坂の小さなイタリアンレストラン。蓮見雅一シェフは、3年前、築地「御厨」の内田氏に勧められ、初めて自然栽培の野菜を試食した時のことが、今も忘れられない。「それまでは有機野菜を使っていたのですが、自然栽培野菜は、まさに味わったことのない美味しさ。みずみずしくて、濃いけれどもすっきりとしたきれいな味、そして喉にすっと通る。一体これ...
- 2009年01月09日

素材をめぐる話

エディション・コウジ シモムラ 食べると、食材のみずみずしい息吹を感じずにいられない、そんな料理がある。作り手のシェフは、どのように食材を選び、扱っているのだろうか?  「食材は、必ず自分で確かめ、本当に良いと思うものだけを使う」そう明言するのは、下村浩司シェフ。この1年間にオープンした東京のフレンチレストランの中で、最も注目度の高い店、“エディション・コウジ シモムラ”のオーナーシェフ...
- 2009年01月09日

世界初のバカラの直営Bar5周年

バカラならではのエスプリとホスピタリティ バカラの精神をそのままに、ラグジュアリーで煌びやかな大人の時間を過ごせる空間、B bar Roppongiがオープンして5年を迎えた。シャンデリアはもちろん、インテリアにもこだわり、ゆったりとしたカウンターシート、見た目にも鮮やかなバカラレッドのソファなど、店全体にバカラのアイデンティティが凝縮されている。厳選したシガーは、キューバとドミニカから、...
- 2009年01月09日

スポーツが彩る限定シャンパーニュ

ヴーヴ・クリコとリヴァのマリアージュ その存在自体が時間と空間を贅沢に演出してくれるシャンパーニュ。この秋、そのラグジュアリーをさらに華やかにしてくれる限定のシャンパーニュ・セットが誕生した。今回のテーマは「スポーツ」。中でも名だたるセレブリティたちに愛され続けているイタリアのヨット/クルーザー・ブランド「リヴァ」と、ヴーヴ・クリコのプレスティージュ・シャンパーニュ「ラ・グランダム」がパー...
- 2009年01月09日

ル ショコラ ドゥ アッシュ 若林シェフ

クープ・デュ・モンド2009への挑戦 ティファニーにヴィトン、ラクロワといったブティックが立ち並び、六本木ヒルズの中でも、ひと際ラグジュリアスな雰囲気を漂わせているけやき坂通り。「ル ショコラ ドゥ アッシュ」は、そんな通りに構えるショコラトリーだ。この店のオープン以来、シェフ・ショコラティエとして斬新なショコラを生み出し続けている若林繁シェフが、来年1月、世界的に最も権威あるフランス菓子...
- 2009年01月09日

確信が“革新”への 一歩に

素材を知ることからすべてが始まる 「食の饗宴」で中東氏が選んだのは、フォアグラ、鴨、オマール海老と、いずれもフレンチの代表的な食材。これは、中東氏の「わかりやすいほうが、お客様も楽しめるのでは」との考えによるもの。「というのも、料理は美味しくて当たり前。それ以上に、お客様には食事を楽しんでいただきたいですから。その点、ジェロームシェフとは意見がぴったり合いました。彼も、技術論にとどまること...
- 2009年01月09日

和とフレンチの “食の饗宴”へようこそ

美山荘&ベージュ アラン・デュカス東京 ベージュ アラン・デュカス 東京のジェローム・ラクレソニエールシェフと、京都三大老舗料亭(瓢亭・高橋義弘氏、美山荘・中東久人氏、京都吉兆・徳岡邦夫氏)のコラボレーションによる特別料理を楽しめる「食の饗宴」。アラン・デュカス氏が発案したこの企画は、ジェロームシェフが和の食材を、京都の料理人がフレンチの食材を用いてそれぞれ料理を創り、二人で一つのコースを...
- 2009年01月09日

トゥールダルジャンのもてなし

ワインのすべてを知るために 「ワインを集めるのも私の仕事です。まず何度もテイスティングを行い、10本のうち1本くらいの割合で、良いワインに目星を付けます。さらに醸造家を訪ね、畑を見て、醸造工程もチェックします。何よりも重視しているのは、造り手がどのような理念でワインを造っているか。造り手の人柄を知ることは、とても大切です。また、ブドウを育む畑のテロワール、天気を知らなければ、ワインの味のし...
- 2009年01月09日

4半世紀にわたり偉大なるワインカーブを守る男

トゥールダルジャンのシェフソムリエ トゥールダルジャンが擁する、地下2階分900㎡の巨大なワインカーブ。セーヌ河岸に位置するため自然に適度な湿度が保たれ、ワインの保管に最適な環境が整う。1万5000種、450万本を収蔵し、とりわけビンテージワインの品揃えは群を抜いており、中にはシャトー・ディケム1871、ロマネ・コンティ1874、60年もののボルドーグラン・クリュなども。このオールドコレク...
- 2009年01月09日

トゥールダルジャン物語

世紀を超える美食の殿堂 荘厳なノートルダム大聖堂を眺めるセーヌ河岸に、400年に渡りフランス料理の歴史を紡いできた、世界にその名を轟かせる名店がある。“トゥールダルジャン”。フランスが世界に誇る美食の殿堂だ。創業1582年、グランシェフ、ルートーが、食事と宿泊のできるホテルリーを開いたのが起源である。王アンリ3世は、狩の際に必ずここへ立ち寄り、自分が仕留めた獲物で、ルートーにパテや煮込み料...
- 2009年01月09日

ベージュ アラン・デュカス東京 “食の饗宴”

京都三大老舗料亭とフランス料理の饗宴 日仏交流150周年を記念して、食の世界でもさまざまなイベントが催されている。ベージュ アラン・デュカス 東京で開催される「食の饗宴」もその一つだ。これは、当レストランのジェローム・ラクレソニエールシェフと、京都の老舗料亭「瓢亭」高橋義弘氏、「美山荘」中東久人氏、「京都吉兆」徳岡邦夫氏の各氏と共同し、一つのコースを創りあげるもの。それも、ジェロームシェフ...
- 2009年01月09日

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