ITイノベーションがもたらすエコ —NEC—

業界を率いる環境経営のパイオニア 近年でこそ、環境に配慮した経営は企業にとって不可欠なものとなりつつあるが、NECでは30年前から環境に対する体系的な取り組みを続けてきた。本社に専門部署が発足したのは1970年のこと。環境庁の発足が71年であることを考えれば、いかに早いスタートであったかがわかるだろう。「公害問題の巨大化を受けて、当時のトップが海外の企業に視察に赴いたことが始まりでした。環...
- 2009年01月09日

「食」を見直す本物の食育体験

「食育」の大切さに関心が高まる中、農林水産省の事業の一環として「食育」への本格的な取り組みが全国規模でスタートした。新たな教育プログラム「教育ファーム」は食材を育て、収穫し、食べるまでの一連の流れを実際に体験するもの。子供に限らず親子、大学、企業も参加してその効果を実証中だ。  「教育ファーム推進事業」を推進する社団法人「農山漁村文化協会」は、公募により全国139のモデル実証地区の協力団体...
- 2009年01月09日

街を緑で包む自転車「Bloom」が誕生

「Design21:Social Design Network」主催のデザインコンペ「Power to the Pedal」(自転車のアクセサリー用品や補完部品のデザイン)で、「Bloom」という風変わりな作品がファイナリストに選ばれた。自転車のペダルの動きによって空気を取り込み、シャボン玉を出す装置なのだが、「Bloom」の機能はそれだけではない。  野菜由来の石けんで作られたシャボン液...
- 2009年01月09日

肉用羊の羊毛を使用した上質コレクション

化粧品や衣類などのトータルホームコレクションブランド「YUUYOO(ユーヨー)」は、北海道産の原料をふんだんに使ったエコ・コレクションだ。ブランド名は「ゆったりした…」などの意味を持つ言葉「悠揚」に由来。扱っているのは、風力発電の電力を購入して作られたオーガニックコットンタオル「風で織るタオル」や、着心地のよさとデザインを追及したオーガニックコットンTシャツ、ワンピースなど。なかにはさっぱり...
- 2009年01月09日

教育の機会を提供するPCの次期モデルが公開

One Laptop Per Child(OLPC)の創始者であるニコラス・ネグロポンテ氏は、「OLPC's Global Country Workshop」での講演で、“XO”の次期モデルである“XO-2”のイメージを発表した。リ リース予定は2010年だ。現行モデルの半分の大きさとなる次期モデルでは、タッチパネル式の液晶画面を2面搭載。キーボードもタッチ式で、電子ブックリーダーとしての...
- 2009年01月09日

カンヌ国際広告祭に見る次世代型ソーシャル広告

去る6月中旬に南フランスのカンヌにて「広告業界のワールドカップ」とも位置づけられる一大フェスティバル「カンヌ国際広告祭」が開催された。世界各国から選りすぐりの広告が集う同祭典において、近年目立って来ているのがソーシャル系の広告だ。今回はその中から特に、創造的なメディアの使い方が評価される「メディア・ライオン」部門で、目に留まったものをいくつか紹介する。 Text greenz.jp まず...
- 2009年01月09日

ロンドンの“エシカル”レストランが大盛況

ロンドンにあるエコロジー面の配慮を徹底した“エシカル”レストランが注目を浴びている。その名は「ウォーターハウスレストラン」。同店は「世界初の本格的エコレストラン」として認められた「エイコーン・ハウス・レストラン」のヘッド・シェフであるアーサー・ポッド・ドーソン氏によって立ち上げられたものだ。ヒッピーの両親の元に生まれ、ローリング・ストーンズのボーカル、ミック・ジャガーの甥でもあるアーサー氏の...
- 2009年01月09日

旅するエコ、 旅行会社の取り組み

JTB、国内向けエコツアー商品を海外向けで発売 エコロジーを意識、コンセプトとした様々な商品やサービスがリリースされる中、この夏注目を集めそうなは、"旅するエコ"である。JTBは2007年4月より日本で初めての試みとして国内向けカーボンオフセットツアー(Co2ゼロアー)を発売。昨年で15,000人の販売を記録し、好評を博した。この取り組みは第6回環境経営大賞で環境プロジクト賞を受賞するなど...
- 2009年01月09日

長持ち、電力消費が少ない。理想の電球とは?

長きにわたって日本の家庭を照らし続けて来た「白熱灯」。しかしエネルギー効率に改善が期待できないことから、日本でも2012年には生産中止になる可能性が高まって来た。  現時点でも蛍光灯を利用した白熱灯の代替製品はずいぶんと普及しているものの、完全な置き換えにはやや困難がつきまとう。そもそも白熱灯は「点光源」であるのに対し、蛍光灯は「面光源」である。また蛍光灯はスイッチを入れてから点灯するまで...
- 2009年01月09日

カロリーより排出CO2を気にする時代へ

「メタボリック症候群」が一大流行語となった昨今。ビールを買うときに糖質やカロリー表示が気になるという人も多いのではなかろうか。しかしこれからは「カーボンフットプリント」を確認する時代となるのかも知れない。  サッポロビールが、2009年からカーボンフットプリントを『黒ラベル350ml缶』に表示すると発表した。「カーボンフットプリント」とは原料の採取から製造、使用、廃棄に至るまでの製品の...
- 2009年01月09日

日本野鳥の会が国際広告賞を複数受賞

財団法人 日本野鳥の会のキャンペーンポスター「Voices of Endangered Birds〜地球から、消えてほしくない声がある」が 国際的に高い評価を受けている。N e w Y o r k A D C 2008(DISTINCTIVE MERIT)、NY One Show 2008(MERIT)、Clio Awards 2008(SHORTLIST)、Cannes Promo Lio...
- 2009年01月09日

大手チェーンがフェアトレードコーヒー導入へ

今や日本人にとって、もっとも身近な飲み物とも言える「コー ヒー」。しかし現在流通しているコーヒーの多くは、不当に安 い収入で働く労働者の上に成り立っているのをご存知だろう か。そこで今日、注目を集めているのが「フェアトレード」であ る。  フェアトレードコーヒーとは、コーヒー豆の生産者に適正 な報酬を支払うことで作られた、有機栽培のコーヒーだ。つま り愛好家に対して安全さと味が保障されるだけ...
- 2009年01月09日

「カーボンオフセット・プランツ」でCO2削減

洞爺湖サミットも開催され、地球温暖化への取り組み がますます加熱している昨今。そんな中、花卉のネット 販売を行っているLongtail Natureが、「カーボンオフ セット・プランツ(Carbon Offset Plants 略称:COP)」 の販売を開始した。カーボンオフセット・プランツとは その名の通り、CO2の削減を目的とした観賞用の植物だ  一般的に植物は光合成によって、二酸化炭素...
- 2009年01月09日

「グリーンカラージョブ」という働き方

次世代のワーキングスタイル これからの持続可能な社会をつくっていくために必要な働 き方として、ビジネスを通して環境問題に取り組む人、環境に やさしい働き方をする人、つまり、「グリーンカラージョブ」が いま注目を集めているのだという。  いままでの働き方といえば、夏の暑い時期でもスーツにネ クタイ、白いシャツを着て働くサラリーマン、いわゆるホワイ トカラーと、製造業などで作業着を着て働く人、...
- 2009年01月09日

6月5日は環境の日。世界環境デーとは?

6月5日は国際的な記念日である世界環境デー(W orld Environment Day =WED)。この日、世界各地で様々なイベント が催された。今年のテーマは「Kick the Habit! Towards a Low Carbon Economy(悪い習慣をやめよう!低炭素社会に向 かって)」。ホスト国はカーボンニュートラル国家を目指すニ ュージーランド。あまり知られていないが、日本も...
- 2009年01月09日

Googleが生み出す太陽光発電の可能性

アメリカ最大の太陽光発電オフィスといえば、サンフラン シスコ郊外にある本社オフィスに太陽光発電システムを導入 したインターネットサービス最大手Googleだ。  Google本社「Googleplex」の4つの建物の屋根などに、全部で 9212枚のソーラーパネル(シャープ・エレクトロニクス製)が 備え付けられ、その建物が必要とする最大量の電力の約30% を賄うことができる(年間約2GWh)。...
- 2009年01月09日

横浜発の自転車人力発電コンサートが開催

「人力発電の電力だけでコンサートはできるのか?」という 素朴な疑問から生まれた「横浜発.人力発電コンサート Power saving saves the earth.」が6月7日に開催された。このコン サートは、神奈川県を拠点として活動している街と人と音楽 をつなぐ音楽活動支援団体のNPO法人「ARCSHIP」が中心とな り、環境活動を行うグループと協働で実施されたものである。 会場内には廃...
- 2009年01月09日

2050年までに水素社会を目指すアイスランド

ビョークやシガー・ロスといった有名ミュージシャンでその 名を聞くことの多い国「アイスランド」。そのアイスランドが、 2050年までに石油に頼らない水素社会をつくることを目指し ている。 アイスランドは日本の約4分の1の面積に新宿区と同程度の人 口30万人弱が住む、北大西洋に浮かぶ島国。1人当たりのGDP (国内総生産)が世界第4位(日本は第15位)の経済先進国であ り、地熱と水力発電などの再...
- 2009年01月09日

テスコがCO2排出量のラベル表示を開始

イギリスのスーパー最大手のテスコが、各製品の流通・販売過 程などで直接生じるCO2排出量をラベル表示する試みを開始 した。 小売業者や製造者は、大気中に排出されたCO2の量を記載す ること義務づけられ、ラベルは、オレンジジュースやじゃがい も、洗剤など自社商品7万アイテムにつけられる予定だ。消費 者は塩分やカロリー表示といったものに加えて製品のCO2排 出量を見比べることができ、より環境にや...
- 2009年01月09日

毎年拡大するアメリカのオーガニック食品市場

アメリカ合衆国のオーガニック市場が元気だ。ここ10年の間、 オーガニック農産物の市場が毎年20%ずつ拡大している。こ の時代の流れを受けて、生産者も有機農業に転換するところ が増加しているという。 2006年にはオーガニック食品の販売額は170億ドル(約2兆400 億円)を突破。これは前年に比べ、22%の増加だ。すべての食料 および飲料のうち、オーガニック食品の割合が3%を超えたと いう。そ...
- 2009年01月09日

パリの市電【後編】—— 今後の展開

都市中心部活性の鍵を握る存在に 大都市における市電復活の気運は近年、世界的な傾 向といえる。だが、1970年代までは、「併用軌道上を自動 車とともに走行する市電の存在が交通渋滞を招く」と いう市電害悪論が、半ば正論のように唱えられてい た。パリ市は、この市電害悪論の先鋒として1938年、世 界に先がけて市電を廃止した経緯がある。以降、モー タリゼーションに直面した世界の大都市もそれに追 随...
- 2009年01月09日

パリの市電【前編】—— 復活までのシナリオ

復活がもたらした思わぬ効果 2006年にパリ市電が復活してまもなく2年が経つ。1938年の市電全廃以来、68年ぶりに復活した路線だ。現在 のところ、パリ15区ポルト・デュ・ガリグリアーノと13区ポルト・ディブリーの間7.9kmを24分で結ぶ、局地的なネ ットワークである。路線上に設けられた17の電停の約半分でメトロとの乗り換えが可能という利便性も手伝い、 計画当初、その有用性に懐疑的だった...
- 2009年01月09日

CO2排出権付きでコレット発売

2008年5月に販売開始した、日産自動車を代表するコンパク トカー「マーチ」の特別仕様車「コレット」。日本で初めて、1年 分の走行量のCO2排出権付きで販売を開始した。このマーチ・ コレットは「シンプルアンドエコ」をコンセプトにしたモデル。 クルマでエコというと「省燃費」を思い浮かべるが、マーチ・コ レットは、なんと“販売台数1台につき1t分のCO2排出権を取 得”することで、CO2排出を相...
- 2009年01月09日

ナタリー・ポートマンが ビーガンな靴をデザイン

ハリウッド女優のナタリー・ポートマンは、幼い頃から リサイクルを推進する活動に参加したり、動物愛護の キャンペーンに加わっていた経験の持ち主。8歳の頃 から食肉はもちろんその加工品も食べない菜食主義 者(=Vegan)であり、動物の皮やファーの素材を使わ ないファッションを徹底している。しかし、そんな彼女 も「動物を使わない材料で作られたおしゃれな靴を探 すのは難しい」という。 そんな彼女が...
- 2009年01月09日

コスタリカの五ツ星 ホテルは地球第一主義

都会の喧噪を逃れて静かなリゾートでゆっくりしたいが、自然を切り開いてつくった環境破壊型リゾートは 嫌だ、と思うあなたには、コスタリカの五ツ星リゾート「ガイア・ホテル&リザーブ」はいかがだろうか? 「世界 の小さなラグジュアリー・ホテル」賞や「もっとも優れたホテル」賞の「中央アメリカ・メキシコ部門」にも選ばれ たこのリゾート、一人あたりの面積は500平方メートル以上で、ビーチでの乗馬、マングロ...
- 2009年01月09日

米国上院エネルギー 補佐官の新たな挑戦

地球温暖化対策、ひとりひとりができること Scott Skler氏は、1970年代から米国上院のエネルギー補佐官を務め、歴代大統領にもエネルギー補佐官として 対応してきた。再生エネルギーやエネルギーの環境対策においての第一人者であり、国立再生エネルギー研究 所へのコンサルティングも行っている。自身で立ち上げた環境会社は主にコンサルティング、マーケティング、 そして投資をビジネスドメインとし...
- 2009年01月09日

高城 剛のロンドン事情

ロンドン的エコ最前線 ロンドンに拠点を移して、数か月。はじめてロンドンを 訪れてから、もう二十年も経つが、ここ五年のロンドン の変貌と言えば、それは見事である。景気は鰻上り、物 価も上昇、それでも世界中から人がやってきて、いま やニューヨーク以上に人種の坩堝であり、八十年代終 わりの東京以上にバブルである。なにしろ、地下鉄の 初乗りがおよそ1,000円で、街角で買うちょっとしたサ ンドイッ...
- 2009年01月09日

VERIB【後編】————新たな都市像の創造へ

自動車削減20カ年計画 2007年から始まったパリの貸し自転車システム、ヴェリブの 人口膾炙は、行政を核にした複合的な取り組みが功を成した 感がある。政策発表当時は『絵空事』と揶揄されたドラノエ・パ リ市長の宣言、「2020年までにパリ市内の交通量を40%削減す る」という大見栄も、ヴェリブの順風満帆なスタートでにわか に現実味を帯びてきた。この成功を支える要素で見逃せない の...
- 2009年01月09日

VERIB【前編】————脱・自動車社会への都市実験

パリの21世紀型レンタルサイクル制度 21世紀に入り、欧州では交通体系の改善を柱とした エコロジー政策が大きな動きを見せている。ロンド ン市が制定した乗用車の市中心部への入境税に始ま り、パリでは、貸し自転車システムVERIB(ヴェリブ)が 2008年7月から始まった。2001年の就任以来「Paris Respire !〜パリ深呼吸!」のスローガンのもと、ドラ ノエ・パリ市長が...
- 2009年01月09日

自分の足で、目で感じるエコツーリズム

美しい地球と素晴らしい旅のために エコロジーの関心が高まるなか、アウトドアシーンではエコツーリズムが活性化している。これは、自然や歴史文化の環境に配慮する旅にとどまらず、地域復興に貢献できる新しい旅の形態だ。この理念に基づいて実践される旅行をエコツアーと呼ぶ。これまでエコツーリズムに関する確立した定義はなかったが、今年4月に環境省より「エコツーリズム推進法」が施行され、普及・定着へ大きな一...
- 2009年01月09日

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