4. OMEGA/オメガ

'70年代にNASAの公式タイムピースとして 開発した時計の復刻版。スピードマスターにア ルミカバーをはめ込み、400℃の温度幅をカバ ーした、タフでアーティスティックな時計だ。新 機構の開発にも力を注ぐ傍ら、デザインヴァリ エーションも充実。北京オリンピックのオフィ シャルタイムキーパーとして、オリンピック限 定モデルも発表。 Photo Masahiro Goda Tex...
- 2009年01月13日

3. BLANCPAIN/ブランパン

偉大な老舗名門の技術への追求心は今年、カル ーセルを再興させた。19世紀に懐中時計用に 開発された、トゥールビヨン同様に重力誤差補 正を行う精巧な機構。精度を高め、リストウォッ チ用に小型化し、そのサイズでは難しい長時間 パワーリザーブを実現。忘れ去られていたコン プリケーションを、現代によみがえらせた。 Photo Masahiro Goda Text Yukino Kano...
- 2009年01月13日

2. BVLGARI/ブルガリ

2000年以降、本格機械式時計ビジネスに参入し たハイジュエラーが、マニファクチュールとし て、今、成熟期を迎えている。ムーヴメントをは じめ、ダイヤル、ブレスレット、ケースと、時計の あらゆるパーツを自社傘下で生産できる体制 を整え、イタリアらしい美的センスが宿った独 創性豊かなデザインを、最高級の機械時計とい うフォルムの中に完璧に表現している。20周年 を記念して、美し...
- 2009年01月13日

1. PATEK PHILIPPE/パテック フィリップ

今年も24種という多数の新作を発表したパテ ック フィリップ。ゴンドーロからは新角型キャ リヴァーを搭載した、シックなモデルが誕生。 上品なオパーリン文字盤に、シンプルに配され たインデックスとスモールセコンド。すっきり シャープな表情を、なめらかなカーヴを描くサ ファイヤクリスタルとケースが柔らかく包む。 しっとりと艶やかなチョコレートブラウンのク ロコダイルストラップがエ...
- 2009年01月13日

現代ブラジリアンアートの魅力

多民族文化が生むブラジルアート 様々な民族文化が入り混じったブラジルで生まれるアートの特徴は、何と言ってもその鮮やかな色彩と何にも縛られることのない自由な表現であろう。ブラジルの色彩豊かで自由な表現は、見るものに、強いインパクトを与えるとともに、強い生命力を感じさせる。この生き生きとした力強さは、どこから来るのだろうか。 陽気で強い生命力感じるアートの興隆 1960年代半ば、ブラジルは...
- 2009年01月13日

美術館新潮流コミッション・ワーク

街の一部になった「開かれたアート」 ここ数年、新たに開館する美術館でコミッション・ワー クをフィーチャーするところが目立っている。コミッ ション・ワークとは依頼制作による恒久展示のアート 作品。依頼されたアーティストが設計段階からかかわ ることで自由な空間づくりが可能になり、作品の魅力 を最大限に引き出すことができる。また、そのほとんど が参加・体験型の現代美術で、屋外や共用スペースに 設...
- 2009年01月13日

シャイヨー宮、変化の躍動

変化を余儀なくされたかつての殿堂 国立シャイヨー劇場。「十一代目市川海老蔵襲名披露 2004年フランス公演」の会場と紹介すれば、ピンと人 もいるだろうか。演劇分野の随一の国立劇場として、フ ランス演劇史にその名を刻む存在である。その前身は 1970年代前半までは国立市民劇場(TNP)として、長きに わたりポピュラー演劇の殿堂であった。アヴィニオン 演劇祭の創立者ジャン・ビラーから当代屈指の...
- 2009年01月13日

レンゾ・ピアノが改修設計した科学アカデミー

サステナビリティがテーマの博物館 カルフォルニア アカデミー オブ サイエンス(以下CAS)は、1852年創立の米国西海岸で最も歴史ある科学アカデミーである。サンフランシスコ・ゴールデンゲートパーク内に点在する水族館、プラネタリウム、自然博物館を世界最大規模の1つの博物館に集約し、2008年秋改装オープンした。この新しい博物館には、「サステナビリティ」をテーマに、気候変動、地球温暖化、種の...
- 2009年01月13日

“スマート フォーツー mhd” 発売

スタート/ストップ機能を搭載 「美しいってどんなカタチ?」「自分らしいって、どういうこと?」「テクノロジーは自然環境の敵?」「ちょっとの移動に200馬力も必要?」「1リットルの牛乳を買うのに、2リットルのガソリンを使うなんて!?」の疑問をスマートに応えたクルマそれが“スマート フォーツー mhd ”だ。今回搭載されたスタート/ストップ機能(アイドリングストップ機能)を動画で紹介。 ●『コ...
- 2009年01月13日

コンパクトカーの パイオニア“スマート”

micro compactの先駆車がさらに進化 街乗り用のコンパクトカーのパイオニア“スマート”は、誕生から10年、世界で累積販売台数100万台数を達成し、大人2人のため最大限の利便性・快適性・安全性を凝縮した2シーターマイクロコンパクトカーだ。今回、メルセデス・ベンツ日本は、新モデル“スマート フォーツー mhd”を発売。“スマート フォーツー mhd ”の“mhd”とは、“micro ...
- 2009年01月13日

GM、燃料電池車とハイブリッド車を日本初公開

エネルギーの多様化のなかGMの戦略は ゼネラルモーターズ・アジア・パシフィック・ジャパンは2008年11月10日、ハイブリッド車の大型SUV「シボレー・タホ・ハイブリッド」と、燃料電池車「シボレー・エクイノックス」を日本初公開。「テクノロジーセッション」と称し、技術担当者のプレゼンテーションおよび試乗会が行われた。注目すべきは、水素燃料電池車の商用化へのビジョンを発表したことだろう。水素は...
- 2009年01月13日

「ハニーズガーデン東京」というおもてなしの形

都会の喧騒を忘れさせる憩いの空間 六本木の喧騒から逃れて、入り組んだ路地を抜けると、高い塀に覆われた不思議な佇まいをみせる建物が現れる。名前さえ刻まれていない重い木の扉の向こうには「都会のオアシス」が広がっている。2008年7月に開催された、G8北海道洞爺湖サミットで、サービス、ソムリエを担当した伊藤寿彦氏が総支配人兼シェフソムリエを務める「ハニーズガーデン東京」は、趣の異なる3つのレスト...
- 2009年01月09日

最高の“エキップ”に恵まれて

一流であり続けるために 最初に勤めたのは、飯倉片町にあったレストラン「シャドネ」で、2年後にホテルオークラの「ベル・エポック」のシェフになりました。当時、本格的なフレンチレストランは「マキシム」、帝国ホテル「フォンテーヌブロー」など、5〜6軒しかありませんでした。フランス料理といえば高級で堅苦しいイメージで、我々フランス人からみると、サービスも料理も大げさで、古臭く感じたものです。フランス...
- 2009年01月09日

ジャズとワインと、会津牛〜会津牛焼肉「べこ亭」

店に入ると、会津の蔵から取り寄せた重厚な扉が出迎えてくれる。その奥には、350本収納可能なワインセラー。ワインやシャンパン、焼酎や日本酒などが飲み頃の温度で待機している。中には希少な銘柄も。1階はゆったりとしたテーブル席、2階にはお座敷席や個室も完備。昭和初期の骨董類や農具、古箪笥などが配される店内にはジャズが流れ、落ち着いたなかにも瀟洒な雰囲気が漂う。そして400平米に90席という贅沢な空...
- 2009年01月09日

トゥールダルジャンのもてなし

ワインのすべてを知るために 「ワインを集めるのも私の仕事です。まず何度もテイスティングを行い、10本のうち1本くらいの割合で、良いワインに目星を付けます。さらに醸造家を訪ね、畑を見て、醸造工程もチェックします。何よりも重視しているのは、造り手がどのような理念でワインを造っているか。造り手の人柄を知ることは、とても大切です。また、ブドウを育む畑のテロワール、天気を知らなければ、ワインの味のし...
- 2009年01月09日

トゥールダルジャン物語

世紀を超える美食の殿堂 荘厳なノートルダム大聖堂を眺めるセーヌ河岸に、400年に渡りフランス料理の歴史を紡いできた、世界にその名を轟かせる名店がある。“トゥールダルジャン”。フランスが世界に誇る美食の殿堂だ。創業1582年、グランシェフ、ルートーが、食事と宿泊のできるホテルリーを開いたのが起源である。王アンリ3世は、狩の際に必ずここへ立ち寄り、自分が仕留めた獲物で、ルートーにパテや煮込み料...
- 2009年01月09日

和とフレンチの “食の饗宴”へようこそ

美山荘&ベージュ アラン・デュカス東京 ベージュ アラン・デュカス 東京のジェローム・ラクレソニエールシェフと、京都三大老舗料亭(瓢亭・高橋義弘氏、美山荘・中東久人氏、京都吉兆・徳岡邦夫氏)のコラボレーションによる特別料理を楽しめる「食の饗宴」。アラン・デュカス氏が発案したこの企画は、ジェロームシェフが和の食材を、京都の料理人がフレンチの食材を用いてそれぞれ料理を創り、二人で一つのコースを...
- 2009年01月09日

素材をめぐる話 2

リストランテ ラストリカート リストランテ ラストリカートは、神楽坂の小さなイタリアンレストラン。蓮見雅一シェフは、3年前、築地「御厨」の内田氏に勧められ、初めて自然栽培の野菜を試食した時のことが、今も忘れられない。「それまでは有機野菜を使っていたのですが、自然栽培野菜は、まさに味わったことのない美味しさ。みずみずしくて、濃いけれどもすっきりとしたきれいな味、そして喉にすっと通る。一体これ...
- 2009年01月09日

素材をめぐる話

エディション・コウジ シモムラ 食べると、食材のみずみずしい息吹を感じずにいられない、そんな料理がある。作り手のシェフは、どのように食材を選び、扱っているのだろうか?  「食材は、必ず自分で確かめ、本当に良いと思うものだけを使う」そう明言するのは、下村浩司シェフ。この1年間にオープンした東京のフレンチレストランの中で、最も注目度の高い店、“エディション・コウジ シモムラ”のオーナーシェフ...
- 2009年01月09日

亀の井別荘

“湯布院御三家”のひとつ 松や杉が林立する1万坪の広大な敷地。客室は、本館に欧風の趣の洋室6室、民家風の広々とした離れが15室あるばかり。全室に掛け流しの温泉が溢れており、庭園にある大露天風呂ではのびのびと湯に浸かれる。夕食は地元の食材を用いた和懐石に舌鼓。豊後牛や地鶏、川魚、新鮮な野菜が好評を博している。ここ「亀の井別荘」は、「お客様の別荘のようにありたい」という願いが込められた屋号の通...
- 2009年01月09日

べにや無何有

何もない、自由に満たされた宿 「無何有」とは荘子が好んだ言葉で、「何もないこと、無為であること」。何もない、何も手を加えないところにこそ、自由な、囚われない心があるという。山代温泉に佇む「無何有」は、建築家・竹山聖氏の設計。コンクリートとホワイトウッドを基調とし、周囲の豊かな自然が流れ込んでくるような開放的な造りだ。17の客室はいずれも赤松や楓が生い茂る山庭に面し、露天風呂付き。木洩れ日を...
- 2009年01月09日

あらや 滔々庵

主人の感性が光る加賀の老舗宿 18代目となる若き館主の感性を取り入れた山代温泉の老舗。伝統と新しい感性が溶けあう、洗練された佇まいが印象的だ。かつては北大路魯山人も逗留し、宿に衝立、器なども残されている。純和の主室から続く寝室には、やわらかなリネンに包まれたローベッドが配され、半露天風呂の露地テラスには、フィリップ・スタルクなど名デザイナーによる美しいアームチェアが置かれる。大浴場と露天風...
- 2009年01月09日

界 ASO

21世紀、日本宿のフラッグシップ 阿蘇五岳を一望する景勝地にあり、手つかずの大自然と美しく調和する宿。計7名の有名クリエーターによる豪華なコラボレーションで築かれたとあって、オリジナルの家具やアメニティ、絶妙な照明、旬の地の食材が織りなす料理など趣向が凝らされたものばかりだ。しかもこれらが強く主張することなく、さりげなく呼応しあうのが何ともいえぬ心地よさを誘う。部屋はすべてが離れで、800...
- 2009年01月09日

緑翠亭 景水

安曇野ならではの風情を伝える美しき宿 北アルプスの麓、安曇野や白馬に程近い信州大町は、立山黒部アルペンルートの長野側の玄関口としても知られる。この地に位置する「緑翠亭 景水」は、夏は涼をとりに、冬はスキーを楽しみに訪れるお客で賑わう。広々とした旅館は3つの館から成る。安曇野の古民家を再現した、蔵の館「紫」、数寄屋造りの部屋でもてなす薫風の館「茜」、露天風呂付客室が配される、湯楽の館「翠」。...
- 2009年01月09日

旅亭 紅葉

琵琶湖を望む純和の「旅亭」 平安時代に紫式部が「源氏物語」をしたためたという近江、琵琶湖と比叡山に囲まれた、風光明媚なこの宿こそ「旅亭 紅葉」である。様々なタイプの部屋のほとんどから琵琶湖を一望できるロケーションにあり、観光客から絶大な支持を得ている。平安王朝の邸宅の廊下をモチーフとした「源氏回廊」が彩る館内には、地底千mから湧く温泉浴場、露天風呂が設けられ、ゆったりと寛ぐことができる。屋...
- 2009年01月09日

まつさき

明治の文豪、泉鏡花の小説の舞台にも登場 黒松や桜の木々が周りを囲み、広大な庭園の池には鮮 やかな色彩の鯉がのびやかに泳いでいる——。江戸時 代に創業された宿の泰然自若とした佇まいには、歴史 の重みを感じずにはいられない。明治の文豪、泉鏡花 の小説にも描写された老舗旅館でありながら、新館建 築も行われ、大浴場、露天風呂、露天風呂付客室、バリ アフリー客室などの設備も充実している。供される料 ...
- 2009年01月09日

落合楼 村上

天城の自然に佇む、文化財指定の老舗宿 人はなぜ旅をするのか。鋭気を養うため、その地にし かない或る目標を目指して、または史跡名所を訪れ見 識を広げるために。ここでは、そのすべてが手に入る。 川端康成、島崎藤村、与謝野晶子など文人・墨客に愛さ れ続けたこの老舗旅館の中庭に出れば、聞こえるのは 狩野川のせせらぎだけ。宿自体が国指定登録有形文化 財であり、本館は書院が設けられた部屋、檜の柱や長 ...
- 2009年01月09日

白雲荘

川のせせらぎ、四季の花が迎える楽園 「白雲荘」の木戸の向こうにあるもの、それは、贅を極め た空間と、慎ましく控えめでいて配慮に満ちたもてな しだ。湯河原の山々を望み千歳川上流の自然に恵まれ た立地で、刻々と移ろう自然を眺めるだけで心落ち着 き、エネルギーに満たされるのを感じながら、広々とし た空間でくつろぎ露天風呂で湯浴みする……。これぞ 真の「贅沢」。「万葉」は露天風呂付きのモダンな客室...
- 2009年01月09日

二期倶楽部

那須の避暑地で自然と美食を存分に 避暑地として知られる那須は、東京より新幹線で約65 分。レクリエーションが豊富で、川が流れ、樹木が茂る 自然溢れるこの地に、多くの人が訪れる。1986年、たっ た6室の小さな宿からスタートした「二期倶楽部」は飛 躍を遂げて、現在42室でゲストを迎えている。世界的 なデザイナー、コンラン&パートナーズが設計した自 然と調和したヒーリング効果の高い東館には、ナ...
- 2009年01月09日

多田屋

夕景の美しい丘に佇む宿でしっとりと 和倉温泉の奥座敷「多田屋」は、穏やかな七尾湾と空に 囲まれ、絵葉書から抜け出たような美しい眺望を持 つ。ここでは、雄大な景色を見ながら露天風呂に身を ゆだね、七尾の新鮮な魚介をいただき、自然に包まれ た安らぎの時間を過ごせる。貴賓室「利休」は、大正風 の造りと落ち着いた色調でモダンな雰囲気を醸す、絶 景の部屋。4階の4部屋は、竹や珪藻土など和の素材を 用...
- 2009年01月09日

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