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(上左)ツバス(ブリ)。背が光っているのは新鮮な証拠。いかにも脂が乗っていて旨そうだ。(上中左)日本海の海水が流入する汽水域、東郷池のヤマトシジミは粒が大きく、「黒いダイヤ」と呼ばれる。(上中)甲羅が11㎝以上の松葉がには、裏面に漁港名や船名を記載した特別なタグが付けられる。(上中右)赤ガレイ。煮付けは鳥取県民の冬の食卓には欠かせないごちそう。(上右)ヨコワと呼ばれるクロマグロの幼魚。小さくても旨さは一人前!?(下左)白ねぎは砂丘地で栽培される代表的な作物。春ねぎ、夏ねぎ、秋冬ねぎと、周年栽培されている。(下中左)八頭町、南部町などで栽培される富有柿。果実が大きく、果汁もたっぷり。非常に甘みが強い。(下中)「あたご」は重さが1kgにもなるビッグサイズの晩生種。「王秋」は晩生の赤ナシ品種。(下中右)鳥取県が30年がかりで開発した、星のように輝く新しい米「星空舞」。際立つツヤと甘みが自慢。(下右)需要の伸びとともに栽培面積が拡大。初夏と秋冬には生産者が鮮度を保つため未明から収穫する。
鳥取県の食材のすばらしさは水産物にとどまらない。農産物がまた秀逸。例えば大山山麓の新鮮な空気、水、良質な黒ボク土壌で育つ大山ブロッコリーは、柔らかく、甘みが強く、茎まで食べられる。また県西部を中心に作られる白ねぎは、とろけるように甘く、肉との相性が抜群だ。ほかに北栄町の「砂丘ながいも」と「ねばりっこ」の2ブランド、冷涼な気候を生かして栽培される日南町のトマトなど、季節を問わず“豊作"である。あと果物では、有名な二十世紀や新甘泉、なつひめ、秋栄と個性的な味わいの鳥取オリジナル品種がそろう日本なしが代表格。全国有数の産地だ。果物のもう一方の雄に、柿がある。渋柿ながら渋抜きをするととびきり甘くなる西条柿や、糖度17度程度の甘柿で肉質の緻密な花御所柿、甘柿の代表的な品種で、鳥取県産はとくに日持ちが良いと海外でも評判の富有柿などがある。これら農産物は、かろいちに隣接する地場産プラザ「わったいな」に集結している。
 さらに鳥取には、「鳥取系」とも呼ばれる血統の鳥取和牛、黒豚と大山赤豚の組み合わせで誕生した豚の大山ルビー、鳥取地どりピヨなど、畜産物も豊富にそろう。
 これら食材の充実ぶりは「すごい」の一言に尽きる。方言を借りるなら、「わったいな、鳥取!」である。
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