氏によると、通常の品種育成は、両親を選んで1回だけ交配する方法がとられるが、星空舞は同じ父親を交配する「戻し交配」という方法を用いて、5年がかりで品種改良を行ったそうだ。その過程で、数百ある稲の育種個体の中に、ゆめそららとは異なる、穂の出るのがやや遅い、美しく輝くものを発見。改良目標からはやや外れたその個体が、後のスター品種になったという。
「星空舞が本県主食用米に占める割合を現況の10%程度から23%に引き上げたい。ただ作り手によるバラつきがあってはいけません。『どこでとれても味が良くて、品質のいいものを作っていく』という大きな目標を掲げ、統一した栽培方法で生産されるよう、基本技術の徹底を進めていきます。と同時に、販路の開拓・拡大を目指して、さまざまなキャンペーンを展開していきます」
と意欲的に語る。その言葉通り、例えば東京・六本木ヒルズで「流れ星田んぼアート」を使ったPRイベントや、地元の小学校での「給食出前授業」など、ユニークな施策を講じている。
このほか甘酒やビール、スパークリング日本酒、スイーツなど、関連商品が続々登場するなど、星空舞がちょっとしたブームになりそう。今後の盛り上がりに注目が集まっている。

ジャケットは開発チームの“ユニホーム”みたいなもの。背中の大文字「星空舞」が、情熱を象徴するよう。
その奇跡のような幸運と、妥協を許さない挑戦が相まって達成できた星空舞の誕生、それは「生産者が栽培に苦労することなく、しかもおいしい、世の中に役立つ品種を作りたいと開発に着手した〝先代〟開発担当者、橋本俊司室長の熱意の賜たまもの」だと現室長の高木瑞記麿(みきまろ)氏は言う。氏はまた、「星空舞が本県主食用米に占める割合を現況の10%程度から23%に引き上げたい。ただ作り手によるバラつきがあってはいけません。『どこでとれても味が良くて、品質のいいものを作っていく』という大きな目標を掲げ、統一した栽培方法で生産されるよう、基本技術の徹底を進めていきます。と同時に、販路の開拓・拡大を目指して、さまざまなキャンペーンを展開していきます」
と意欲的に語る。その言葉通り、例えば東京・六本木ヒルズで「流れ星田んぼアート」を使ったPRイベントや、地元の小学校での「給食出前授業」など、ユニークな施策を講じている。
このほか甘酒やビール、スパークリング日本酒、スイーツなど、関連商品が続々登場するなど、星空舞がちょっとしたブームになりそう。今後の盛り上がりに注目が集まっている。

この機械できれいなお米(整粒) の割合や病気や害虫、気象による被害粒の割合を調べる。

ご飯の白度やつやつやを計り、「味度値」として得点化する機械。星空舞は84点。コシヒカリを4点上回る。

食味に影響するお米に含まれるタンパク質の割合を調べている。