有機肥料の配合を変えて作るオーダーメイド野菜

むらおかファームの主力野菜であるトマトは、ハウスで隔離ベッド栽培をしている。夏でもコツコツ栽培すれば、他県のものが出回らなくなる9月から11月に糖度の高いトマトを出荷することができる。
東伯郡北栄町(ほくえいちょう)、大山の麓に位置するこの地で、もともとの肥沃な黒ぼく土に、こだわりの有機肥料を加えた土で農業を営んでいるのが、むらおかファームの村岡武士さん。
「父がこの地で農業を始め、私の代になって独自の土作りを始めました。15年かけて作ったこの土を生かすべく、隔離ベッド栽培を取り入れながら、トマトを中心に個性ある野菜を作っています。隔離ベッド栽培とは、土をビニールシートで包んで地面から切り離した状態にします。特にトマトは外の水を吸うと味わいが落ちるので、それを防ぐため、土を“隔離"して、水やりの調整をします」
多くの有機質を含んだ肥沃な“黒ぼく"に村岡さんは、こだわりの有機肥料を配合。具体的には、鰹の身の粉末、蟹殼、サンゴ、海藻の粉末、わかば(動物の血や羽根)、海鳥のふんなどだ。
「動物性の肥料を入れると旨みが上がる、植物性だと香りがよくなる、山のものと海のものを組み合わせると旨みが増す、などと有機肥料の配合を変えて、野菜の味をある程度コントロールできるようになっています。試しながらの部分もありますが、どんな味のものを作りたいのか、自分で考えています。もちろん、お客様の要望にそった野菜も作れます!」
今、甘いトマトがトレンドだが、むらおかファームでは、糖度13・8度のフルーツトマトから、酸味が強い“昔ながらのトマト"まで栽培できる。加えて、他の地域ではトマトができなくなる9月上旬から11月の期間も鳥取では出荷できる強みもある。
●むらおかファーム 0141tomatomatomato0141@gmail.com
「父がこの地で農業を始め、私の代になって独自の土作りを始めました。15年かけて作ったこの土を生かすべく、隔離ベッド栽培を取り入れながら、トマトを中心に個性ある野菜を作っています。隔離ベッド栽培とは、土をビニールシートで包んで地面から切り離した状態にします。特にトマトは外の水を吸うと味わいが落ちるので、それを防ぐため、土を“隔離"して、水やりの調整をします」
多くの有機質を含んだ肥沃な“黒ぼく"に村岡さんは、こだわりの有機肥料を配合。具体的には、鰹の身の粉末、蟹殼、サンゴ、海藻の粉末、わかば(動物の血や羽根)、海鳥のふんなどだ。
「動物性の肥料を入れると旨みが上がる、植物性だと香りがよくなる、山のものと海のものを組み合わせると旨みが増す、などと有機肥料の配合を変えて、野菜の味をある程度コントロールできるようになっています。試しながらの部分もありますが、どんな味のものを作りたいのか、自分で考えています。もちろん、お客様の要望にそった野菜も作れます!」
今、甘いトマトがトレンドだが、むらおかファームでは、糖度13・8度のフルーツトマトから、酸味が強い“昔ながらのトマト"まで栽培できる。加えて、他の地域ではトマトができなくなる9月上旬から11月の期間も鳥取では出荷できる強みもある。
●むらおかファーム 0141tomatomatomato0141@gmail.com