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原木椎茸×日光生姜 「椎茸は石突きのほんとに硬いところだけを削って、丸ごと炭火で焼きました。1回油を塗って、じっくりとね」と石川氏。肉厚の身はふっくら柔らかく、石突きはちょっとコリコリした食感がいい。
一流の料理人をうならせる、鳥取の食材
そして三皿目は「きのこの山」。石突きをつけたまま醤油を塗って炭火焼きにした、椎茸を山の形に盛り、間は生姜(しょうが)、みょうが、白ねぎの千切りで彩られている。肉厚な椎茸の柔らかいけれどかみごたえのある食感と香ばしい香り、薬味のさわやかさ、醤油酢のタレのさっぱりした味わいが一つに溶け合い、ワイルドな見た目とともに“きのこの妙味"を楽しむことができる。
 いずれも「石川氏にしかつくれない」逸品たちだ。今回の試みを通して石川氏は、今後の挑戦課題を得た様子。「これからは鳥取の食材を気にしていきたい。特に、“いい脂"とされているオレイン酸の含有率が55%以上あるという『鳥取和牛オレイン55』は、店で使ってみたい」ともらしていた。
 一流の料理人を、ここまでうならせるとは、「恐るべし、鳥取の食材!」である。
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