
金沢・近江町市場 忠村水産
Photo Masahiro Goda
Text Izumi Shibata
Text Izumi Shibata
1924(大正13)年創業の忠村水産は、市場内に一般向けの小売部とプロ向け業務部(卸)の2店を構える。売り場には、金沢には欠かせないノドグロ、ブリ、甘エビを始め、高級魚がずらりと並ぶ。
さて、近江町市場といえば鮮魚である。カニや魚を求め県内外からお客がひっきりなしに訪れるが、数ある鮮魚店の中でとりわけ高級品を扱うことで知られているのが忠村水産だ。創業91年、「忠村さんの目利きは信頼できる」と親子2代、3代にわたり忠村水産から鮮魚を仕入れる料亭、割かっ烹ぽう、すし店も多い。まさに、職人を支える職人集団だ。
忠村水産では、毎朝4時半から金沢駅北西にある金沢市中央卸売市場で買い付けを行う。
忠村水産では、毎朝4時半から金沢駅北西にある金沢市中央卸売市場で買い付けを行う。


小売部の売り場の一角。日本海が誇る、多種類の白身魚が並ぶ。