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と説明してくれたのが活いき〆じめ四天王の一人の山口大介さん。こうして、船上で即時に丁寧な処理をしたサワラは、4日後まで刺し身でおいしく食べられるという。山口さんが昨日釣ったサワラを試食。刺し身と皮目をあぶったタタキは、見事に血抜きがなされた美しい身で、塩で味わうと、生臭さは全くなく、甘みと旨みがより引き立つ。最もおいしくなる時期のサワラを、最良の状態で食べてほしいという、山口さんらの努力もたっぷり詰まっている。
 毎日10時から始まる赤碕町漁協のセリ場には、この時期、サワラが多く並ぶ。“船上活〆釣サワラ"を始め、かなり大きなものがそろう。ほかにも、サザエ、石鯛、マルゴ(小さい鰤)、スズキ、鯛、サゴシ(サワラの幼魚)、カワハギがセリにかかる。
 セリ人が大きな声で価格を叫ぶと、仲買人たちは、見えない位置で指を立てて値を示す。それを見たセリ人はまた大きな声で値を言い直し、価格を上げていく。そのやり取りは素早く活気にあふれている。次々と魚のもとに移動し、あっという間に値が決まる。仲買人の狙いは、この時期やはり大もののサワラだ。
赤碕町漁協でのセリの様子。数日海が荒れて操業しなかった船もあったそうだが、それでも大型のサワラが多数並ぶ。中央のセリ人を中心に、素早く値が示され、価格が決まっていく。
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