
生井祐介(なまい・ゆうすけ)1975年東京都生まれ。都内のフランス料理店で修業後、「レストランJ」(東京・表参道)、「マサズ」(長野・軽井沢)の2店で植木将仁氏のもとで働く。「ウルー」(軽井沢)、「シック・プッテートル」(東京・八丁堀)でシェフを務めたのち、2017年9月に「Ode」を独立開業。
カウンター主体で、半個室と個室も備える店内。グレーを基調としたモノトーンでモダンな内装の中に、自然な草花がぬくもりをともす。クールさと温かさのバランスが心地よい。
カウンター主体で、半個室と個室も備える店内。グレーを基調としたモノトーンでモダンな内装の中に、自然な草花がぬくもりをともす。クールさと温かさのバランスが心地よい。
語りかける、緻密な料理
このように、しっかりとした意図のもと、風味とテクスチャーを入念に組み立て、デザイン性も高いモダンな料理であるのが、生井氏のスタイルだ。新しい店では、その研ぎ澄まされたたたずまいを持つ料理に、作り手の熱い心やカウンター内のライブ感をのせて提供できるようになった。その結果、静かに提供するよりも、何倍も生き生きと料理が食べ手に語りかけてくるのだ。
「Ode」は、英語とフランス語で「抒じょ情じょう詩」を意味する言葉。日本が生む素材の素晴らしさや、伝統的な手仕事の美しさに触れた時の感動、フランス料理に対するリスペクト……こうした生井氏の気持ちを紡いだ、ストーリーのある食事の時間を提供する、という意図を込めたという。さらに、その物語に触れたお客の感情も合わさり、「抒情詩」は一層豊かに広がってゆく―スタイリッシュでありながら、感情のぬくもりにあふれる。そんな店が誕生した。
●オード
東京都渋谷区広尾5-1-32 ST広尾2F
TEL03-6447-7480 www.restaurant-ode.com
「Ode」は、英語とフランス語で「抒じょ情じょう詩」を意味する言葉。日本が生む素材の素晴らしさや、伝統的な手仕事の美しさに触れた時の感動、フランス料理に対するリスペクト……こうした生井氏の気持ちを紡いだ、ストーリーのある食事の時間を提供する、という意図を込めたという。さらに、その物語に触れたお客の感情も合わさり、「抒情詩」は一層豊かに広がってゆく―スタイリッシュでありながら、感情のぬくもりにあふれる。そんな店が誕生した。
●オード
東京都渋谷区広尾5-1-32 ST広尾2F
TEL03-6447-7480 www.restaurant-ode.com
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