
4代(挑戦)ポール2世 1935年~1977年 → 5代(革新)アンリ 1962年~2004年 → 5代(革新)レミ 1965年~2007年
2016年9月、日本では同12月下旬に販売開始されるクリュッグ グランド ・キュヴェから、フロントラベルに、そのリクリエーションが何回目のものなのかを示す“ÉDITION"番号が記されることになった。1844年に収穫され、翌45年にブレンドして瓶詰めされた、初めのクリュッグ グランド・キュヴェが、ÉDITION 1である。現在、日本市場に出回っているのは、2007年の収穫を用いて造られた、「163ème ÉDITION」にあたる。現在のクリュッグの最高醸造責任者、エリック・ルベルが2016年春に前年の収穫に対応して造ったものは「172ème ÉDITION」となり、2025年頃に発売される、というわけだ。メゾン創業以来、毎年、創業者の夢の新たなÉDITIONとして生み出されてきたクリュッグ グランド・キュヴェの特異性が、これによって際立つことになる。
クリュッグ グランド・キュヴェの歴代ÉDITIONを振り返るにあたり、改めて注目したいのがÉDITION 1だ。ヨーゼフは、フランス帝政時代の1800年、ドイツのマインツに生まれた。若い頃からワイン生産に触れ、24歳で貿易業者になり、その後パリに向かう。当時一番大きなシャンパーニュメゾンに就職。重要な地位につき、恵まれた環境にいながらも彼は、既存のシャンパーニュ造りに満足していなかった。
クリュッグ グランド・キュヴェの歴代ÉDITIONを振り返るにあたり、改めて注目したいのがÉDITION 1だ。ヨーゼフは、フランス帝政時代の1800年、ドイツのマインツに生まれた。若い頃からワイン生産に触れ、24歳で貿易業者になり、その後パリに向かう。当時一番大きなシャンパーニュメゾンに就職。重要な地位につき、恵まれた環境にいながらも彼は、既存のシャンパーニュ造りに満足していなかった。