
(左)「デザートは糖分の高低によって、コーヒーの強さを変えていくのがいい。味のインパクトの強いもの同士を合わせる」と話すソムリエの大越さん。
(中)三者三様に作ったカフェグルマン。寺井さんはコーヒーに最も合う王道のチョコレートにオレンジを合わせたデザートを作った(手前)。
(右)料理の仕上げの作業はゲストからも見える場所で行われた。成澤さんや和久田さんまでを巻き込んで、次々と美しい料理が仕上がっていく。
(中)三者三様に作ったカフェグルマン。寺井さんはコーヒーに最も合う王道のチョコレートにオレンジを合わせたデザートを作った(手前)。
(右)料理の仕上げの作業はゲストからも見える場所で行われた。成澤さんや和久田さんまでを巻き込んで、次々と美しい料理が仕上がっていく。
ここ東京での開催で招聘(しょうへい)されたシェフは、「世界のベストレストラン50」で日本人最高位となる8位を獲得した成澤由浩(なりさわよしひろ)さん、シドニーを拠点にシンガポールにも店を持つ和久田哲也(わくだてつや)さん、世界の名パティシエのみが会員となれる「ルレ・デセール・インターナショナル」のメンバーである寺井 則彦(てらいのりひこ)さんの3人だ。成澤さんや和久田さんは、料理にネスプレッソのコーヒーを使い、食材のさらなる旨みを引き出した。寺井さんはデザートにコーヒーを使わなかったが、一緒に添えられるコーヒーとの相性を徹底して考えた皿であった。さらに、3人のシェフがそれぞれ作ったデザートに、ソムリエの大越基裕(おおこしもとひろ)さんが単一原産国で育った貴重な豆を使った「シングルオリジン」のコーヒーを合わせた。
世界的なシェフたちがお互いを尊敬して助け合う。そして「新しい味覚の体験を創造し、コーヒーの可能性を紹介できるユニークな機会となった」(成澤さん)のだ。ここは、食を味わうだけにとどまらない、ライブ感がある、まさに〝アトリエ〞。こうしてより記憶に残る美食体験を生み出した。
世界的なシェフたちがお互いを尊敬して助け合う。そして「新しい味覚の体験を創造し、コーヒーの可能性を紹介できるユニークな機会となった」(成澤さん)のだ。ここは、食を味わうだけにとどまらない、ライブ感がある、まさに〝アトリエ〞。こうしてより記憶に残る美食体験を生み出した。