実際に、「リヴィール ルンゴグラス」で“グラン・クリュ"の「エンヴィヴォ・ルンゴ」をテイスティングしたソムリエの田崎真也さんはこう話す。
「通常のコーヒーカップでは、液面から口元が近く、幅が広いので、吸うとすぐにコーヒーが流れてきて、甘みや酸味が一度に感じられます。一方、このリヴィールグラスでは、吸ってから口に入るまでに若干の間があり、口に入る瞬間は液面が細くなります。最初に舌の甘みを感じるところにそっと触れながら広がっていくため、最初の印象がよりまろやかに感じやすい構造です。次に酸味、そして口の奥のほうで感じる苦みが、はっきりとわかるように現れ、最後に全体のバランスが取れた状態となるのです」
リヴィールグラスでコーヒーを飲む時は、まず、通常のコーヒーカップではわかりにくい、上部のクレマと呼んでいる泡の部分から、グラスの底に近づくほどに色が濃くなり、深みを増していくグラデーションを視覚的に楽しむこと。そして、アロマはワインと同じように、まずは回さずに堪能すること。熱によって揮発性が高まるため、一度に鼻をグラスに入れるのではなく、少し離したところから、香りを嗅ぎながら近づいていくとわかりやすい、と田崎さんは言う。
「淹れたての熱い時には苦みが、50、60度くらいでは甘みが、さらに低くなると酸味が引き立てられるように、温度によっても味わいが変わります。この時も、リヴィールグラスを使うことで、より一層味の変化を感じることができる。そうやって香りや味の違いを分析しながら味わうと、コーヒーがわかりやすくなりますよね。寝起きの朝には苦みを強調させるなど、時間や合わせる食べ物によって飲み分けることもできます。グラスで味わうことで、コーヒーがより親密で、面白くなるのです」
「通常のコーヒーカップでは、液面から口元が近く、幅が広いので、吸うとすぐにコーヒーが流れてきて、甘みや酸味が一度に感じられます。一方、このリヴィールグラスでは、吸ってから口に入るまでに若干の間があり、口に入る瞬間は液面が細くなります。最初に舌の甘みを感じるところにそっと触れながら広がっていくため、最初の印象がよりまろやかに感じやすい構造です。次に酸味、そして口の奥のほうで感じる苦みが、はっきりとわかるように現れ、最後に全体のバランスが取れた状態となるのです」
リヴィールグラスでコーヒーを飲む時は、まず、通常のコーヒーカップではわかりにくい、上部のクレマと呼んでいる泡の部分から、グラスの底に近づくほどに色が濃くなり、深みを増していくグラデーションを視覚的に楽しむこと。そして、アロマはワインと同じように、まずは回さずに堪能すること。熱によって揮発性が高まるため、一度に鼻をグラスに入れるのではなく、少し離したところから、香りを嗅ぎながら近づいていくとわかりやすい、と田崎さんは言う。
「淹れたての熱い時には苦みが、50、60度くらいでは甘みが、さらに低くなると酸味が引き立てられるように、温度によっても味わいが変わります。この時も、リヴィールグラスを使うことで、より一層味の変化を感じることができる。そうやって香りや味の違いを分析しながら味わうと、コーヒーがわかりやすくなりますよね。寝起きの朝には苦みを強調させるなど、時間や合わせる食べ物によって飲み分けることもできます。グラスで味わうことで、コーヒーがより親密で、面白くなるのです」


ソムリエ・田崎真也のリヴィール ルンゴグラスのテイスティングレッスン
新しく開発されたルンゴ用のリヴィールグラスは110mℓ用で、カップを置く台をパタンとマシン側に倒して上げる。ここにルンゴ用のグラスをセッティングする。コーヒーを淹れたら、まず“クレマ”を楽しむ。特に通常のカップでは分かりづらい、横から見た時の、一番上から下に濃くなっていく“グラデーション”を楽しむ。
ワインと同様まず、グラスを回さずに香りを嗅ぐ。グラスを鼻から少し離した所から、香りをかぎながらだんだんと近づけていく。次にグラスをくるくると回して香りを楽しむ。ゆっくりと口に含むと、グラスのふちと液面まで若干の距離があるため、口に入る瞬間、コーヒーが細くなって入る。最初に甘みを感じ、口の中に広がっていくのを感じながら飲む。
新しく開発されたルンゴ用のリヴィールグラスは110mℓ用で、カップを置く台をパタンとマシン側に倒して上げる。ここにルンゴ用のグラスをセッティングする。コーヒーを淹れたら、まず“クレマ”を楽しむ。特に通常のカップでは分かりづらい、横から見た時の、一番上から下に濃くなっていく“グラデーション”を楽しむ。
ワインと同様まず、グラスを回さずに香りを嗅ぐ。グラスを鼻から少し離した所から、香りをかぎながらだんだんと近づけていく。次にグラスをくるくると回して香りを楽しむ。ゆっくりと口に含むと、グラスのふちと液面まで若干の距離があるため、口に入る瞬間、コーヒーが細くなって入る。最初に甘みを感じ、口の中に広がっていくのを感じながら飲む。