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(左)ドメーヌ・アントワーヌ・アレナのブドウ畑は、強い石灰質の土。地中から貝の化石が出てきたそうだ。(中)アントワーヌ・アレナ氏。職人気質で包容力のある、まさに父のような人。(右)氏が生み出すワインは、作り手の人柄が出る味わいだ。“現代コルシカワインの父”が手掛けるのは2015年の収穫分まで。
コルシカワインのパイオニア、ドメーヌ・アントワーヌ・アレナ
コルシカワインの、そのポジションを上げたといわれる生産者、アントワーヌ・アレナ氏。フランスの三つ星レストランなど、限られた場所でしか飲むことができない、幻のワインとまでいわれている。氏を訪ねたのは、コルシカ島の北端に突き出た半島の付け根あたりに位置する、パトリモニオ。コルシカ島で最初にワインのAOCに認定された土地でもある。この地でブドウを有機栽培し、自然栽培で育て、手摘みで収穫と、自然派ワイン造りに情熱を傾けてきたアレナ氏だが、自ら手掛けるのは2015年収穫の分までだそう。今後は二人の息子に委ねるという。“現代コルシカワインの父"の手によるワインを味わえる最後のチャンスとなる。
 ビアンコ・ジャンティーユ種は、コルシカ島の固有のブドウ品種。絶滅寸前だったところをアントワーヌ・アレナ氏含め、二人しか栽培していない希少なもの。「ジェーム・ラ・フランス」では、この品種を使ったビアンコ・ジャンティーユ2013が登場する。ほかにも、果実味が豊かで渋みが少なく、酸味のバランスがいい、厚みのある味わいのパトリモニオ・モルタ・マイオ2011、ストレートなブドウの甘さと華やかな香り、しっかりとしたアルコールを感じさせながらも洗練された味わいがすばらしいデザートワインとして、ミュスカ・デュ・カップ・コルス2014をセレクトした。
 
 二人のコルシカ行きが充実のコースとワインペアリングになって供される特別ディナー「ソワレ・グルマンド」が、会期開始前夜に開催される。現地のエピソードとともに、コルシカ島の食材を生かしたコースを存分に味わえる。
日時:7月21日(木)19:00から
料金:12960円(1名様)
※予約先着30名には、コルシカの有機フルーツを使ったジャムをプレゼント

●ビストロ ブノワ TEL03-6419-4181 www.benoit-tokyo.com/jaime-la-france2016/
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