世界の贅沢、NILEの贅沢

人気フランス料理店発
安心安全な極上のデリ
Table Ogino

Photo Takehiro Hiramatsu（digni）
Text Rie Nakajima

週末には予約が取りにくいほどのフレンチの人気店、「レストランオギノ」の荻野伸也シェフによる“おいしくて安くて楽しい”無添加のパテやカレー。濃厚な自然の味わいが、食卓を華やかにしてくれる。

　「安心安全でおいしいものを、たくさんの人に、気軽に味わってもらいたいのです」と、池尻大橋の名店「レストランオギノ」の荻野伸也シェフは言う。始まりは、レストランで「お好きなだけ食べてください」と、型ごと出したパテ・ド・カンパーニュ。フランスでは豚レバーだけを使うが、日本人には少し重たいので、代わりに鶏レバーを使用。たっぷりの赤ワインと牛乳、スパイスで漬け込むことでコクを出し、しっとりと柔らかく仕上げている。このパテ・ド・カンパーニュを「持ち帰りたい」「人にあげたい」という声が高まり、通信販売をスタート。おいしくて、しかも無添加の本格的なパテが自宅で味わえるとあって、「レストランオギノ」の代名詞といえるほどの大人気となった。今では、レストランとは別に調理場を作り、そこで作った食品を通信販売やテークアウト専門店の「ターブルオギノ」、惣菜(そうざい）店「ヴィヴルアンサンブル」で提供している。