世界の贅沢、NILEの贅沢

コント・ド・シャンパーニュ ブラン・ド・ブランは8～10年という長い熟成期間を経て世に出て行く。グラン・クリュの畑で収穫されたシャルドネ種の一番搾りの果汁のみで造られた特別なキュベは、上品に沸き立つ泡、そして白い花の豊かな香りにあふれている。

選ばれし至福のシャンパーニュ　テタンジェ

Photo Masahiro Goda　Text Fumio Ogawa

世界中のシャンパーニュ好きに愛される、テタンジェ。中でも、最上のシャルドネ種で造られる「コント・ド・シャンパーニュ ブラン・ド・ブラン」は至高の一本。
一緒に飲む相手への最高の“ギフト”になる。

テタンジェのボトルがあるとうれしくなる。レストランだったり、高級ホテルのラウンジバーだったり、飛行機のアッパークラスだったり。選んだ人はシャンパーニュに対する敬意を持っていると感じられるからである。
　今も家族経営を守り続けるテタンジェ家が手がけるシャンパーニュは常に見事な出来だが、さらに幸福になれる至高の１本がある。コント・ド・シャンパーニュ ブラン・ド・ブラン。シャンパーニュ伯爵と訳されるが、ティボー４世（１１５２年没）を意味している。ボトルのエチケットにシルエットで出ているこのコント（伯爵）は、シャンパーニュの主原料となるシャルドネ種の祖となるブドウの苗木を同地方に持ち込んだ功績で、今もたたえられている。
　シャンパーニュ伯と名づけられたのには意味がある。コント・ド・シャンパーニュ ブラン・ド・ブランは、シャルドネ種のブドウしか使わない。しかも、ワインのクオリティーの重要な要素となるブドウ畑も、グラン・クリュと呼ばれる最上級のもの。たっぷり寝かし、十分熟成したタイミングで市場に出される。