

(左)東京の代名詞、東京タワーのすぐ近くのスタジオで開催された。
(右)クリュッグ スタジオへの案内も、リリカルで楽しい。
(右)クリュッグ スタジオへの案内も、リリカルで楽しい。
五感で感じると、歓びは強さを増す
「シャンパーニュの本質は歓び」と、クリュッグの6代目当主オリヴィエ・クリュッグは話す。「最高のシャンパーニュと音楽、食、そこに集まる人々が融合することで、歓びは深まります」
臨機応変でいかようにも変わるセッションと同様、シャンパーニュと音楽の融合も一期一会だ。「ベルリンでもジャッキーと同様のイベントを行いましたが、東京には東京の空気がある。彼の選ぶ曲目も、会場の雰囲気も違います」とオリヴィエ。
さらに、「ジャッキーが重厚な低音を奏でた時、シャンパーニュの味もより深く、堂々とした印象に変化しました。音楽が味覚に与える影響は、思っている以上に強いんです」とも。実際、脳の中で音楽を楽しむ部分と味覚を感じる部分は位置的に近く、どちらかが刺激されるともう片方も活性化するのだという。

先祖代々のシャンパーニュへの情熱を継ぐオリヴィエ。世界各国にクリュッグの哲学を伝え、音楽イベントなど、新しい試みにも積極的。日本文化への深い理解と愛情を持つ。
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