

(上)スタジオの広い空間の中心に、ジャズの舞台が浮かび上がる。最高の料理とシャンパーニュを楽しむジャズクラブ、という趣だ。
(下)グランド・キュヴェは、「交響曲」とも称される複雑かつ完璧な調和が特徴。この夜は、コンテンポラリージャズとの融合を見せた。
(下)グランド・キュヴェは、「交響曲」とも称される複雑かつ完璧な調和が特徴。この夜は、コンテンポラリージャズとの融合を見せた。
クリュッグがもたらす歓びを表現する
ジャッキーにシャンパーニュに抱いているイメージを聞くと、「歓び、幸せ、エネルギー、希望、愛、笑顔。そして、これらを一緒にいる人とシェアする感覚」と返ってきた。「コラボレーションの話を聞いた時、そうした感情を演奏で表現したいとまず思った」という。
今回のイベントで登場した3種類のシャンパーニュについても、それぞれ明確な印象を持っている。
「クリュッグ グランド・キュヴェの第一印象は、『ボム!』。圧倒されるような感覚です。とにかく、いろいろな表情を持っている。ダイナミックさと複雑さ、歓びと哀かなしみ、スピード感とゆったり感……。3種類のシャンパーニュの中で、最も多くの要素を含んでいます」
そんなイメージを、ジャッキーは即興で表現。抽象的な和音のようでメロディーもあり、そして力強い。会場を一気に、さまざまな感情があふれる空気で満たした。「構築的な印象なのは、クリュッグ ヴィンテージ2003。また、不思議と飲むごとにブルースの旋律が頭に浮かびます。感情を深く動かされたような、途方もない気持ちになった時のことを思い出すのです。
2003の力強さとパワーがそうさせるのでしょうか」


(上)ドラム、ベースとともにトリオで世界ツアー中のジャッキー。息の合った演奏で、ジャッキーの即興ピアノ演奏を盛り上げる。
(下)今回のイベントは、ジャッキーによるクリュッグのためのワールドツアーで世界5都市を巡回。東京でフィナーレを飾った。
(下)今回のイベントは、ジャッキーによるクリュッグのためのワールドツアーで世界5都市を巡回。東京でフィナーレを飾った。
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