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「プレシジョンSA-CD トランスポート DP-1000」(上)
「プレシジョンMDSDディジタル・プロセッサー DC-1000」(下)
高剛性・高精度なドライブメカを低重心化した他、ディスク回転時の動作音を大幅に削減させたDP-1000。このDP-1000から出力されたデジタル信号を受け取りアナログ信号へ変換するDC-1000には8回路並列駆動方式のD/AコンバーターやANCCを搭載。各1,375,000円。
50年の研鑽が生む静寂
Text Takashi Iwai
海外でもその名をとどろかす国産ハイエンドオーディオの雄、アキュフェーズ。1972年に創業し、50周年を来年に控えた今、歴代最高の静寂を手に入れた新製品が登場する。オーディオは音楽を再生するツールであるとともに、リスナー個人の好み、音の創造を楽しむ文化的側面も持つ。この点を重視し、極限の品質・性能を追求してきた同社製品の魅力とは。
オーディオブームのさなかである1972年、多くのブランドが大量生産・普及価格帯路線に進む中で一歩距離を置き、オーディオの本質と向き合い、自らの理想とするこだわりの音を求めて設立されたオーディオ専業メーカーがアキュフェーズである。当時国産ブランドでハイエンド製品に特化したメーカーは数少なく、世界の高級ブランドと肩を並べる存在となることを目指していたのはアキュフェーズしかなかったのかもしれない。
 その決意から50年の歳月が流れる中、現在まで会社の規模を拡大させず、量より質の追求に努めた製品開発を続け、いまや世界中にファンを作るまでになっている。アキュフェーズ製品は品質の良さ、デザイン性、性能にこだわった最上級のオーディオシステムであることはもちろん、モデルチェンジのサイクルが長いことも特長といえよう。加えて創業当時の製品まで可能な限り修理に応じるという手厚いアフターサービスを実現しており、製品の価値を長期間にわたり持続できることが人気の高さにつながっている。
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