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三田牛のヘレのステーキでは、肉の旨さをストレートに楽しむ。一方、前菜は、少量ずつ多彩な味を楽しむ。「生雲丹をのせた自家製ローストビーフ トリュフの香り」など、インパクトのある品を3品盛り合わせる。
もう一つの目玉メニューが、ロースハムだ。これは、創業者がドイツで本格的に修業して持ち帰ったハム製造の技術を踏襲して作られる、オリジナルのもの。「肉に味を浸透させる漬け込みの期間を一般的なハムより長くとることで、味が凝縮します。それにより、しっかりとした旨みとほどよい塩味のあるハムができあがるのです」。このロースハムをごく薄くスライスし、オニオンスライスにドレッシングをかけたものを巻いて食べるようすすめるのが定番。このドレッシングもロングセラーで、ニンジン、セロリ、タマネギで作るフレッシュな味わいと自然な甘みを持つ。「ロースハム、オニオンスライス、ドレッシングで最上のバランスができあがるよう心がけています」
 心斎橋パルコ店のディナーコースでは、ステーキとロースハムに加え、3品の前菜盛り合わせも提供される。今回紹介した前菜は、「生雲丹をのせた自家製ローストビーフ トリュ
フの香り」「フォアグラと国産牛の赤ワイン煮」「鮑とキャビアのジェノベーゼソース」という豪華かつ手の込んだ内容だ。
 ステーキとロースハムという主役を持ちつつ、少量ずつ、多彩な料理も組み込む。こうした楽しく上質な食事に加え、能の舞も楽しむことができる。そんな充実の時間を提供するレストランである。

●三田屋本店―やすらぎの郷―心斎橋パルコ店 TEL050-3204-0215 sandaya-honten.co.jp
目玉メニューの一つは、時間と手間を惜しまず作られたオリジナルのロースハム。薄くスライスしたロースハムで、ロングセラーとして人気の高いドレッシングをたっぷりかけたオニオンスライスを巻いていただく。
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