


(上)点滴などを行う間、ゆったりと過ごせるソファタイプの処置室。(下左)個室タイプの施術室も用意。(下右)医療ミュージアムを作ることが夢の阿部医師が収集しているアンティーク医療器具の一部。
幹細胞上清療法に用いられるのは、ヒト乳歯歯髄幹細胞由来の上清液だ。体の各組織には、例えば骨髄なら骨髄幹細胞のように、様々な種類の幹細胞が存在する。なかでも乳歯歯髄幹細胞は増殖率が高く、これを用いた上清液には、細胞の活性を促すさまざまな成長因子、その他の多彩な生理活性物質などのサイトカインが豊富に含まれる。
「上清というのは、培養液の上澄み部分です。ヒト乳歯歯髄細胞から幹細胞を分離培養し、その上澄み液の中にあるサイトカインや有効成分のみを精製し、濃縮した液を使用します。上清を精製するので、細胞そのものや死細胞、細胞の老廃物といった不要物は一切含まれていません。その人の細胞を取り出して培養して作る幹細胞治療は、オーダーメイドの治療法として非常に素晴らしいものです。それに対してこの幹細胞上清療法は、培養の時間がいらず、治療にすぐにとりかかれるスピードが強みです」
ごくわかりやすくイメージするなら、いつでもすぐに利用できる既成薬といったところか。
「この幹細胞培養上清は抗炎症作用、炎症で傷ついた細胞を補修するといった、今起こっている不調に働く効果だけでなく、体内にあるほかの幹細胞を誘導し、必要な個所に集める効果も期待できます。全身の細胞に対して働きかけるので、部位や症状を選ばず使えます」
このため、脳梗塞の後遺症やアルツハイマーといった脳の機能から、糖尿病や心筋梗塞といった血管の機能、肝障害や腎不全など臓器の機能と、幅広い障害の治療に用いることができるほか、アトピー性皮膚炎や更年期障害、リウマチの症状改善も期待できるという。
「上清というのは、培養液の上澄み部分です。ヒト乳歯歯髄細胞から幹細胞を分離培養し、その上澄み液の中にあるサイトカインや有効成分のみを精製し、濃縮した液を使用します。上清を精製するので、細胞そのものや死細胞、細胞の老廃物といった不要物は一切含まれていません。その人の細胞を取り出して培養して作る幹細胞治療は、オーダーメイドの治療法として非常に素晴らしいものです。それに対してこの幹細胞上清療法は、培養の時間がいらず、治療にすぐにとりかかれるスピードが強みです」
ごくわかりやすくイメージするなら、いつでもすぐに利用できる既成薬といったところか。
「この幹細胞培養上清は抗炎症作用、炎症で傷ついた細胞を補修するといった、今起こっている不調に働く効果だけでなく、体内にあるほかの幹細胞を誘導し、必要な個所に集める効果も期待できます。全身の細胞に対して働きかけるので、部位や症状を選ばず使えます」
このため、脳梗塞の後遺症やアルツハイマーといった脳の機能から、糖尿病や心筋梗塞といった血管の機能、肝障害や腎不全など臓器の機能と、幅広い障害の治療に用いることができるほか、アトピー性皮膚炎や更年期障害、リウマチの症状改善も期待できるという。