
エレベーターが開くと、クリニックの想いを象徴する双翼のライオンのロゴがお出迎え。院内は安心して治療を受けられるよう、ゆったりと落ち着ける空間に。
阿部医師は加齢により起こるさまざまな現象に、幹細胞の減少がかかわっていると説明する。
「生活習慣による酸化ストレス(サビ)と、糖化最終産物(コゲ)の集積が、いろいろな臓器の障害を引き起こします。しかしこれを修復するのに必要な幹細胞が、加齢とともに減少して、修復が間に合わなくなるのです」
加齢や病気、けがによって大量に必要とされる幹細胞。それを増やすことで、病気の治療、さらには予防ができる。これが再生医療だ。2010年前後から再生医療は世界的ブームとなり、多くの研究者が取り組んでいる。
「私たちのチームも、幹細胞の培養方法の研究をはじめ臨床応用に向けてさまざまな研究開発を重ねてきました。その成果が実り、第二種再生医療の自己脂肪由来幹細胞を用いた慢性疼痛の治療を行っています。また、現在は動脈硬化に伴うさまざまな病気のための自己脂肪由来幹細胞治療の開発を行っています」
治療を主とする再生医療だけでなく、東京キャンサークリニックでは予防医療としての再生医療にも力を入れている。
「幹細胞の培養液(上清)を使用する幹細胞上清療法というものがあります。幹細胞そのものを使わないのでセルフリー再生医療と呼ばれています。細胞成分を取り除いた上清のみを用います。上清はフリーズドライにして保存できますので、必要な時に調整して使用します。ですから細胞培養期間などがなくすぐに治療が始められるのが大きな特徴です」
「生活習慣による酸化ストレス(サビ)と、糖化最終産物(コゲ)の集積が、いろいろな臓器の障害を引き起こします。しかしこれを修復するのに必要な幹細胞が、加齢とともに減少して、修復が間に合わなくなるのです」
加齢や病気、けがによって大量に必要とされる幹細胞。それを増やすことで、病気の治療、さらには予防ができる。これが再生医療だ。2010年前後から再生医療は世界的ブームとなり、多くの研究者が取り組んでいる。
「私たちのチームも、幹細胞の培養方法の研究をはじめ臨床応用に向けてさまざまな研究開発を重ねてきました。その成果が実り、第二種再生医療の自己脂肪由来幹細胞を用いた慢性疼痛の治療を行っています。また、現在は動脈硬化に伴うさまざまな病気のための自己脂肪由来幹細胞治療の開発を行っています」
治療を主とする再生医療だけでなく、東京キャンサークリニックでは予防医療としての再生医療にも力を入れている。
「幹細胞の培養液(上清)を使用する幹細胞上清療法というものがあります。幹細胞そのものを使わないのでセルフリー再生医療と呼ばれています。細胞成分を取り除いた上清のみを用います。上清はフリーズドライにして保存できますので、必要な時に調整して使用します。ですから細胞培養期間などがなくすぐに治療が始められるのが大きな特徴です」