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「こうした健康、長寿とともに、成熟社会では“見た目"も大きな関心を集めるようになりました。それは、米国の大統領などからも一目瞭然でしょう」
 古山氏は北里大学での専攻の一つが“細胞培養"でもあったので、再生医療に関する知識と経験の土壌があった。そのため、再生医療技術を取り入れた若返り効果のある美容にも 力を入れている。
 自身の細胞を血液で培養したものを老化した肌に注入する「真皮線維芽細胞療法」、自身の血液から濃縮した血小板と白血球を抽出し肌に注入する「ネオPRP(高濃度W-PRP療法)」など、自分自身の生体成分による肌の再生医療などがそれだ。自由が丘クリニックは、この分野では15年近い実績を積んでおり、再生医療委員会の承認も受けている。
 また当クリニックは近々、北里研究所と業務提携し、大学病院内にも分室を設ける予定だ。アジアでは初の大病院内の民間クリニックとなった。これにより、大学病院で優れた民間サービスが提供できる一方、クリニックでは大学病院の施設や人材、高い信頼性を共有できるように。
「数十年前まで、医学界では美容整形分野は肩身が狭い思いをしました。その分、自分自身にアカデミックなものへの執着があるのかもしれません。大学などの学術機関とは協力していきたい。当クリニックの先生たちにも積極的に論文を発表するように励ましています。
 また、NPO自由が丘アカデミーを開校して、アジアの若手医師を教育し、美容整形医療の向上を図っています。医療の分野では人の命、機能に次ぐ形態ですが、その重要性は近年、徐々に認められつつあると実感しています」
 美容整形は世界的に普及してきているようだが、まだまだ日本においては一般的にはためらいが強い。だが、リピーターを含め、確実に増えている患者数は、痛い思いをしても美容整形は人生を豊かにしてくれるという実証だろうか。
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