

(左)細胞培養加工施設の福岡再生医療センター。徹底した衛生管理のもと、細胞を培養している。(右)幹細胞治療で扱う検体を培養し、全国の提携医療機関へ提供する。
普及・拡大へのタッグ
ASメディカルサポートの取り組む事業は再生医療のコンサルティングにとどまらない。培養加工施設の運営、化粧品の開発、医療事業資金調達サポート、幹細胞バンキングなど、再生医療に関する全てをカバーする。トピックとして特筆すべきは、費用負担の軽減を視野に入れて、目下、福岡と木更津に国内最大級の幹細胞培養施設を建設していることだ。普及に向けて「速く大量に培養する体制を整える」ことは重要ポイントだ。
「幹細胞を一日百人、千人分と増やしていく時、トラブルを未然に防ぎ、作業効率を上げる必要があります。そこを、AI技術を有するANAPラボにバックアップしてもらいます」
ANAPは若い女性に人気のカジュアルウェアブランド。ANAPラボはその100%連結子会社で、AI技術ではトップレベルを誇る。
「ANAPがネット通販事業を通してIT技術を取り入れた延長戦上で、ラボは例えば画像をスキャンすることで検索ワードを自動生成するシステムなど、AIの技術を応用したシステムの開発や販売などを展開しています。AI技術は業種の壁を楽々越えます。今回は再生医療分野での協業。近々誕生する大規模培養施設では、少ない培養士で大量の幹細胞を培養できるよう、持てる技術を発揮します」とANAP代表取締役社長の家髙利康氏。荒尾氏と二人三脚で明日の再生医療に挑む。両者の思いは一つ、「再生医療をもっと普及・拡大させて、ケガや病気に苦しむ人たちを一人でも多く救う」ことだ。
「幹細胞を一日百人、千人分と増やしていく時、トラブルを未然に防ぎ、作業効率を上げる必要があります。そこを、AI技術を有するANAPラボにバックアップしてもらいます」
ANAPは若い女性に人気のカジュアルウェアブランド。ANAPラボはその100%連結子会社で、AI技術ではトップレベルを誇る。
「ANAPがネット通販事業を通してIT技術を取り入れた延長戦上で、ラボは例えば画像をスキャンすることで検索ワードを自動生成するシステムなど、AIの技術を応用したシステムの開発や販売などを展開しています。AI技術は業種の壁を楽々越えます。今回は再生医療分野での協業。近々誕生する大規模培養施設では、少ない培養士で大量の幹細胞を培養できるよう、持てる技術を発揮します」とANAP代表取締役社長の家髙利康氏。荒尾氏と二人三脚で明日の再生医療に挑む。両者の思いは一つ、「再生医療をもっと普及・拡大させて、ケガや病気に苦しむ人たちを一人でも多く救う」ことだ。

ANAP代表取締役社長の家髙利康氏(右)。1960年生まれ。83年ナルミヤ(現ナルミヤインターナショナル)入社。85年ハーレムストア(現ヤタカ・インコーポレーテッド)を設立し、代表取締役社長に就任。99年ANAP専務取締役、2006年同社代表取締役社長に就任。現在はアパレル業に加え、連結子会社ANAPラボでIT・AI技術者の育成を行うなど、新たなビジネスモデルの確立に取り組む。