星のや食彩紀行－星のや軽井沢
Text Rie Nakajima
軽井沢を始め、京都、竹富島で極上の宿を提供する「星のや」。
2015年からバリ、富士、東京と続々オープン予定の「星のや」のテーマは、日常から離れて過ごす「現代を休む日」だ。
土地の文化や特徴を生かした独特の世界観とおもてなしはもちろん、「星のや」といえば、真っ先に思い浮かぶのが、地元素材をふんだんに取り入れた創造性に富んだ料理の数々。
みずみずしくおいしい食材が集う、“星のやの旬”を味わいに出かけよう。
2015年からバリ、富士、東京と続々オープン予定の「星のや」のテーマは、日常から離れて過ごす「現代を休む日」だ。
土地の文化や特徴を生かした独特の世界観とおもてなしはもちろん、「星のや」といえば、真っ先に思い浮かぶのが、地元素材をふんだんに取り入れた創造性に富んだ料理の数々。
みずみずしくおいしい食材が集う、“星のやの旬”を味わいに出かけよう。
滋味あふれる山の懐石
世界中の知識人や文化人に愛されてきた日本屈指のリゾート、軽井沢。涼しげな木漏れ日に包まれる夏は、軽井沢がその魅力を最も発揮する季節だ。軽井沢野鳥の森沿いに、川を挟んで集落のように離れの客室が立つ「星のや軽井沢」もまた、この時期、豊かな緑に彩られ、とりわけ穏やかで清々しい空気が漂う。そして、都会の盛暑に疲れた体を癒やしてくれるのが、太陽を浴びて力強く育った夏野菜や川魚を味わう、休息のための料理「山の懐石」だ。
「畑の夏野菜 美味いしいものを好きなだけ」と題された八寸には、高原の大地で育った滋味豊かな夏野菜が、大胆かつ繊細に、彩りよく並ぶ。夏に咲く山菜の花、月見草や天草の花の天ぷらが香りよく、食欲をかきたててくれる。好きなものを好きなだけ取り分けられるため、仲間との会話も自然と弾む、「山の懐石」を代表する一皿だ。清流で育った稚ち 鮎あゆを使った「鮎の炭火焼」も、香味豊かな夏ならではの逸品だ。
世界中の知識人や文化人に愛されてきた日本屈指のリゾート、軽井沢。涼しげな木漏れ日に包まれる夏は、軽井沢がその魅力を最も発揮する季節だ。軽井沢野鳥の森沿いに、川を挟んで集落のように離れの客室が立つ「星のや軽井沢」もまた、この時期、豊かな緑に彩られ、とりわけ穏やかで清々しい空気が漂う。そして、都会の盛暑に疲れた体を癒やしてくれるのが、太陽を浴びて力強く育った夏野菜や川魚を味わう、休息のための料理「山の懐石」だ。
「畑の夏野菜 美味いしいものを好きなだけ」と題された八寸には、高原の大地で育った滋味豊かな夏野菜が、大胆かつ繊細に、彩りよく並ぶ。夏に咲く山菜の花、月見草や天草の花の天ぷらが香りよく、食欲をかきたててくれる。好きなものを好きなだけ取り分けられるため、仲間との会話も自然と弾む、「山の懐石」を代表する一皿だ。清流で育った稚ち 鮎あゆを使った「鮎の炭火焼」も、香味豊かな夏ならではの逸品だ。
