
山口歴(やまぐち・めぐる) 1984年東京都生まれ。現在はニューヨーク・ブルックリンを拠点に、ブラシストロークによる手法で、キャンバスにコラージュする独自のスタイルを武器に活躍している。
山口歴氏はニューヨーク・ブルックリン在住の日本人アーティストだ。出身は東京都渋谷区。両親ともにファッションデザイナーという家庭に生まれ、ファッションやアートを常に肌で感じながら育った。幼い頃から絵を描くのが好きで、絵画教室にも通っていたという。いわばサラブレッドの生まれだが、アーティストとしては挫折を知らないエリート、というわけではない。進学にあたり、東京藝術大学を目指すも4浪。苦悩の中、2007年に旅行で訪れたニューヨークでクリスティン・ベイカーの作品を知り、日本のアカデミックなアプローチとは180度異なる、自由なアートの世界に開眼する。そして右も左もわからぬまま渡米した。
ニューヨークで現代美術作家のアシスタント兼アーティストとして活動して5年目に、初めて参加したグループ展で全8作品が完売。アーティストとしての自信をつけた山口氏に、スポットライトが当たり始めたのはここからだ。2015年には香港そごうによる30周年記念アーティストに選出され、30メートル大のビルボードを飾る。2017年にはイッセイ ミヤケ メンとコラボレーションした特別展示「OUT OF BOUNDS(アウト・オブ・バウンズ)」を銀座で開催。渋谷のストリートカルチャーを追いかけて育った山口氏ならではの感性は若者からの支持も高く、ナイキ表参道店の壁画やユニクロとのグローバルコラボレーションでも話題となった。アートとしてだけでなく、国内外のファッションブランドからも、熱視線を集める気鋭アーティストの一人に成長した。
ニューヨークで現代美術作家のアシスタント兼アーティストとして活動して5年目に、初めて参加したグループ展で全8作品が完売。アーティストとしての自信をつけた山口氏に、スポットライトが当たり始めたのはここからだ。2015年には香港そごうによる30周年記念アーティストに選出され、30メートル大のビルボードを飾る。2017年にはイッセイ ミヤケ メンとコラボレーションした特別展示「OUT OF BOUNDS(アウト・オブ・バウンズ)」を銀座で開催。渋谷のストリートカルチャーを追いかけて育った山口氏ならではの感性は若者からの支持も高く、ナイキ表参道店の壁画やユニクロとのグローバルコラボレーションでも話題となった。アートとしてだけでなく、国内外のファッションブランドからも、熱視線を集める気鋭アーティストの一人に成長した。