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(上)2016年にリニューアルした「ザ クラシック」。(下左)涼やかな水盤。後ろの建物は「ザ ベイスイート」。(下右)「ザ ベイスイート」は全室スイートという贅沢なつくりとなっている。
志摩観光ホテルは1951年4月3日に開業。その年の11月には、戦後の復興状況視察のための巡幸で、伊勢志摩を訪れた昭和天皇を迎えた。上皇陛下も皇太子時代から複数回訪れるなど、古くから皇室や国内外のVIPが宿泊。作家の山崎豊子が定宿としていたことでもよく知られている。『華麗なる一族』の冒頭、「陽が傾き、潮が満ち始めると、志摩半島の英虞湾に華麗な黄昏が訪れる」は、シマカンからの風景を記したものだと言われている。
“シマカン"には大きく三つの建物がある。昭和を代表する建築家、村野藤吾の手による、「ザ クラブ」と「ザ クラシック」。そして、2008年に開業した、全室スイートルームの「ザ ベイスイート」だ。
 宿泊機能を持つのは、「ザ クラシック」(114室)と「ザ ベイスイート」(50室)。往時の面影を今に伝える「ザ クラブ」は、もともとはかつて村野が手掛けた三重県鈴鹿の旧海軍クラブの建物を移築したもの。現在はレストランやバーも擁しており、また、各国の首脳たちがワーキングランチをとったテーブルと椅子、山崎豊子がホテル滞在時に使用した机や椅子などが展示されている。そんな歴史の足跡をたどる館内見学ツアーも人気だという。かつて食堂だった場所は、村野の意匠を残した、カフェ&ワインバー「リアン」として営業中だ。
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