
鎌倉時代、僧の覚心(のちの法燈国師)が宋から金山寺味噌を伝えた由良町の興国寺。覚心は、金山寺味噌(みそ)のほか、虚無僧の普化尺八を伝えたことでも知られている。

和歌山発酵食紀行
Photo Satoru Seki Text Rie Nakajima
和食の根幹ともいえる醤油のルーツは、実は和歌山県である。
興国寺の金山寺味噌造りから生まれ、美しい水と海運に恵まれた湯浅の町で発展した醤油。
豊富に獲れる鯖を生かした日高のなれずし、そして硬水が流れる県北部の酒。
和歌山の自然と人、そしてこの地に蓄積された歴史と文化に育まれた芳醇な発酵食を巡る。
興国寺の金山寺味噌造りから生まれ、美しい水と海運に恵まれた湯浅の町で発展した醤油。
豊富に獲れる鯖を生かした日高のなれずし、そして硬水が流れる県北部の酒。
和歌山の自然と人、そしてこの地に蓄積された歴史と文化に育まれた芳醇な発酵食を巡る。