
心揺さぶる純音の復活 テクニクス
Text Takashi Iwai
1965年、松下電器産業(現・パナソニック)のHi-Fiオーディオ専用ブランドとして誕生したテクニクス。
数々の名機を送り出してきた名門であったが2010年にブランドを休止。
しかしCD音質を凌駕する“ハイレゾ”時代の到来とともに、より高品位な音楽に対峙したい人々はテクニクス復活の時を待っていた。
数々の名機を送り出してきた名門であったが2010年にブランドを休止。
しかしCD音質を凌駕する“ハイレゾ”時代の到来とともに、より高品位な音楽に対峙したい人々はテクニクス復活の時を待っていた。
世界初のダイレクト・ドライブ方式ターンテーブルSP‐10を始め、高い技術に裏付けられた魅力あふれる製品群を次々と生み出したテクニクスは、オーディオブームを牽引(けんいん)する原動力の一つであった。だからこそブランド休止の事態に世界のオーディオファンは嘆き悲しみ、たとえ困難な道であってもその復活を切望していたのだ。そして2014年、〝ハイレゾ〞時代の到来とともにその時がやってくる。多様化する音楽再生環境の中で、より品位の高いリアルなサウンドを求める声に応え、テクニクスは待望の復活を果たしたのだ。

テクニクスならではの大型メーターパネルが粋なパワーアンプSE-R1を始め、システムコントロール&ファイル再生機能を持つSU-R1や、伝統の技術を生かした同軸平板スピーカーを用いるSB-R1からなるR1シリーズ。