

(上)鮮やかなモザイクの床が目を奪う。中心の絵柄は蒸気機関車。その他のものも、列車に関係しているアイテムで表現されている。(下)階段の踊り場のステンドグラス。朝日が差すと、一層美しく鮮やかになるという。煙を吐く蒸気機関車が迫ってくるような図柄。
南側にそびえる時計台は、オタゴ大学のそれと並び、今も市のシンボルの一つだ。スカイラインは穏やかながら、起伏に富んだ地形であるため、古い町並みにも躍動感がある。ちなみに、「世界一の急勾配の坂道」としてギネス記録を持つ500mほどの坂道が、町はずれにある。
ダニーデンは、ニュージーランドで最初となる国立大学のオタゴ大学を1869年に開校した都市だ。国歌の作詞者など多くの文化人を輩出していることから、ユネスコの創造都市ネットワークに認定されている。
ダニーデンは、ニュージーランドで最初となる国立大学のオタゴ大学を1869年に開校した都市だ。国歌の作詞者など多くの文化人を輩出していることから、ユネスコの創造都市ネットワークに認定されている。


(上)ダニーデン駅の扉。ガラス窓に残された昔のロゴ・デザインが往時の趣を醸す。真鍮(しんちゅう)の取っ手がしっかり磨き込まれている。(下)階段のリズミカルな鉄細工の手すりが、駅の2階に誘う。昔は特別な待合室があったというが、今は土産物店やギャラリーが入っている。