世界の贅沢、NILEの贅沢

（上）プールの向こうに広がる海。その水平線から昇る朝日が美しい。沖縄本島の東海岸に位置するこの地だからこそ、見ることができる日の出。特別な時間が心と体を満たしてくれる。（左）印象的なレセプションラウンジ。沖縄本島東海岸ならではの美しい日の出はこのレセプションからも眺められる。（右）朝食で好評のエッグベネディクト。パンケーキの上に載せられたセミドライのトマトが爽やかで程よい酸味を与えてくれる。

至福の時間を彩る食事には、最高の食材と熟練した料理人の腕だけでなく、五感を満足させる環境も欠かせない。ひらまつがコンセプトとする「滞在するレストラン」にふさわしく、約７０００坪の広大な敷地を贅沢に使い、緩やかな斜面に沿って建てられたわずか19の客室に加え、レストラン棟と称されるメインダイニングのある建物がホテルの中央部に堂々と配されているのも特徴だ。
　ホテルに着いた瞬間から心奪われる、“宜野座ブルー"と呼ばれる紺碧（こんぺき）の海。この海を最大限に楽しむため、館内のどこにいても海が眺められる造り。客室は全室ジャグジーがしつらえられ、プール付きのヴィラや、使いやすく居心地のよいツインやダブルの客室など５種類で、斜面に合わせて少しずつ形を変えている。スペインのデザイナー、パトリシア・ウルキオラのデイベッドや、ジョージナカシマの家具、書家の岡西佑奈によるアートなど、感性豊かな装飾やしつらえが、宜野座の自然と調和してゲストを心地よく迎える。