世界の贅沢、NILEの贅沢

（上）カウンターわずか8席の店内は、日本文化の粋がちりばめられた空間。（下左）日本のササニシキに奥田流のきりりとした合わせ酢、そこに魚介を合わせた極上の鮨を楽しめる。（下右）メニューは、前菜2品、焼き物、鮨、お椀、デザートの6品を楽しめるコース（夜）。

パリ8区に
｢SUSHI OKUDA｣
オープン

奥田透氏が昨年の懐石料理店｢OKUDA｣に続く2店舗目をパリにオープン

｢銀座小十｣｢銀座奥田｣で知られる奥田透氏が、2013年9月パリ8区にオープンした懐石料理店｢OKUDA｣に続き、2014年9月に鮨店｢SUSHI OKUDA｣をオープンさせた。
　年中行事と密接に関わり育まれてきた｢慣習｣（文化）としての｢和食｣がユネスコ無形文化遺産に登録されたことで、世界各国における｢日本文化｣の認知が高まりつつある。その中で、奥田氏は正しい日本文化の発信を目指し、｢OKUDA｣をオープン。料理はもちろん、インテリアから器に至るまで、銀座さながらのクオリティーを実現した。2014年度版ミシュランガイドで一つ星を獲得したことからも、その質の高さがうかがえる。
　そんな｢OKUDA｣のすぐ隣にオープンしたのが、｢SUSHI OKUDA｣である。カウンターわずか8席の空間は｢OKUDA｣と同様、日本のヒノキを使用した数寄屋造りで、日本の伝統や文化が隅々にまで表現されている。鮨を握るのは、若手ながら十分なキャリアを積んだ小林徹靖氏。｢OKUDA｣の料理と鮨を組み合わせたコースメニューを用意している。
　味わい深い日本料理、歴史とともに育まれてきた日本文化、そしてもてなしの心あふれる極上の鮨店がパリ8区に生まれた。

●SUSHI OKUDA
18, Rue Boccador, Paris 75008 France
TEL +33(0)1 47 20 17 18
www.sushiokuda.com