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90年の時を経ても、その魂は大切に受け継がれ、輝きを放つ。建物は東京都の指定有形文化財である「百段階段」を除いてリニューアルされたが、美術品や装飾品の数々は移築して残されたのだ。現在、館内で見られる日本画は約700点。日本芸術の中でも、山水画などより美人画や花鳥図など華やかなものが集められたのは、肩の凝らない内容でくつろいでもらいたいという細川氏のホスピタリティーによる。
 極彩色の彫刻で飾られた「漁樵(ぎょしょう)の間」、日本画に螺鈿を組み合わせた和室宴会場「竹林」、日本画家・尾竹竹坡(おたけちくは)原図、彫刻家・盛鳳嶺(さかりほうれい)によるあでやかな彫刻に彩られた和室宴会場入り口、壁から天井、扉に至るまで、びっしりと螺鈿細工が施された日本料理「渡風亭」の「竹坡」など、見どころは尽きない。一見して華やかなだけでなく、近寄ってみれば、その技術の繊細さや、多彩な技法が駆使されていることが分かり、何度も感嘆させられる。ミュージアムのような見ごたえがありながら、何ものにも遮られることなく心ゆくまで大作を鑑賞できるのは、ホテルならではといえよう。
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(上)広々とした110㎡のコーナースイートは、自然素材を生かした贅沢で心地良い空間。(下)朝食やカフェ、カクテルタイムを楽しむことのできる最上階のエグゼクティブラウンジ。
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