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(上)荘厳なクルーガー国立公園の夕日。ローフェルトと呼ばれる低高原地帯が広がる公園南部は樹木が多く動物も多いが、見つけにくい。朝夕は冷え込むため、ゲーム・ドライブには寒さ対策が大切となる。(下)アフリカスイギュウとも呼ばれるバファローは気性が荒く唯一の天敵はライオン。早朝や薄暮に草や木の葉を採食し、昼間は水を飲み、泥浴びを行うため水場で過ごす。羽虫が集まり、それをついばむ小鳥たちも集まってくる。
贅沢なロッジも、自然への気配りを忘れない
1923年、旅行者に向けた開発がクルーガー国立公園で始まり、4年後にオープンした。さらにその翌年には数カ所の宿泊設備が完成している。1896年に現・南アフリカ共和国の前身で、通称トランスヴァール共和国の当時の大統領ポール・クルーガーによる「国定鳥獣保護区の宣言」が発端であったことから、彼の名前が冠されることになった。
 スククーザに近い公園のポール・クルーガー・ゲート前に、彼の像がたてられている。
 クルーガー国立公園の南西側には、私営の動物保護区が公園に隣接し、多くのプライベート・ロッジが点在する。中でもサビ・サンド動物保護区には人気のロッジが多い。規模も大きくゆったりと過ごせるマラ・マラ、趣の異なるタイプのロッジを備え、レンジャーの質に定評があるサビ・サビ、公園内も含め四つのロッジを有し、プライベート・プールつきの部屋もあるシンギタなどがその代表的なもので、自然との調和に気を配りながらも贅沢な内装だ。
(上)岩の間から顔をのぞかせたウォーター・モニターと呼ばれるトカゲの仲間。体長は1mから1.8mほどで、湿地に棲んでカニや小魚、小鳥などをエサにする。奄美や先島諸島に棲む体長25㎝ほどのキノボリトカゲの仲間。(下)サビエ川を望むテラスで朝食。手すりから物欲しそうにテーブルを見つめる小鳥たち。川では動き回るカバの子に寄り添う親の姿があった。早朝のアクティビティーを終えたロワー・サビエのレストキャンプの朝。
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