
(左)「新生ロオジエ」の料理を担う、シェフのオリヴィエ・シェニョン氏。クラシックの殿堂「タイユヴァン」、芸術的ひらめきにあふれる「レストラン ピエール・ガニェール」(いずれもパリ)などで経験を重ねた。2005年に来日し、「ピエール・ガニェール・ア・東京」総料理長を経て現職に。伝統料理の基本を守りつつ、現代的な進化を遂げた料理を心掛けている。
(右)高さ9m、直径6mの吹き抜けの下にあるダイニングは、開放的でダイナミック、そしてゆったりとした空間。モダンで優雅、格調高い作品で知られる世界的空間デザイナー、ピエール・イヴ・ロション氏の手によるものだ。「ピュア、シンプル、洗練、モダンかつクラシック」という氏の資生堂に対するイメージを、柔らかい白、穏やかなゴールド、ブロンズで表現している。
(右)高さ9m、直径6mの吹き抜けの下にあるダイニングは、開放的でダイナミック、そしてゆったりとした空間。モダンで優雅、格調高い作品で知られる世界的空間デザイナー、ピエール・イヴ・ロション氏の手によるものだ。「ピュア、シンプル、洗練、モダンかつクラシック」という氏の資生堂に対するイメージを、柔らかい白、穏やかなゴールド、ブロンズで表現している。
三位一体の芸術
L’OSIER
L’OSIER
レストランは、単に空腹を満たすためにあるのではない。「料理・サービス・空間」の三位一体による非日常を体験する場であるはずだ。「ロオジエ」は創業から41年、この三位一体を高いレベルで実現し、「レストラン文化」を日本に伝え、牽引してきた存在である。
ロオジエは1973年、銀座通り沿いに位置する旧資生堂パーラービルの7、8階に、フランス料理レストランとして開業した。その後86年には、フランスの職人にとって最大の名誉であるM・O・F・(フランス国家最優秀料理人賞)保持者であるジャック・ボリー氏がシェフに就任した。日本におけるフランス料理界の第一人者であるボリー氏による“本物のフランス料理"、その料理と調和するワイン、サービス、そして空間を備えたレストランが誕生したのだ。それは、まさに総合芸術を楽しむ場。ゲストは、当時の東京にはほとんど存在していなかった「レストラン文化」を初めて目の当たりにすることになった。
こうして東京にレストラン文化を楽しむ場をつくり上げたロオジエは、伝統料理を軽やかでモダンにするなど、時代に応じた変化を取り入れながら、トップレストランとして40年以上も支持されてきた。
ロオジエは1973年、銀座通り沿いに位置する旧資生堂パーラービルの7、8階に、フランス料理レストランとして開業した。その後86年には、フランスの職人にとって最大の名誉であるM・O・F・(フランス国家最優秀料理人賞)保持者であるジャック・ボリー氏がシェフに就任した。日本におけるフランス料理界の第一人者であるボリー氏による“本物のフランス料理"、その料理と調和するワイン、サービス、そして空間を備えたレストランが誕生したのだ。それは、まさに総合芸術を楽しむ場。ゲストは、当時の東京にはほとんど存在していなかった「レストラン文化」を初めて目の当たりにすることになった。
こうして東京にレストラン文化を楽しむ場をつくり上げたロオジエは、伝統料理を軽やかでモダンにするなど、時代に応じた変化を取り入れながら、トップレストランとして40年以上も支持されてきた。