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ユネスコ世界遺産、コーヒー産地の文化的景観
アンデスの山岳の熱帯雨林の高地、その主要なコーヒー産地一帯の文化的景観がユネスコ世界遺産に認定された。世界的も有名なコロンビア・コーヒーだが、その大半は小農園で100年以上にわたる昔ながらの手法で続いている。そうした伝統、コーヒーに携わる人々の生活、険しい山岳地帯と点在する村、すべてが文化的景観として認められたようだ。
 キンディオ県の平均標高1550mの山岳地帯にはコーヒー農園が点在しており、昔ながらの木造コロニアル風の家屋の多くがゲスト・ハウスに。農園のコーヒー・ツアーで、歴史や植生などを学び、豆摘み体験も。〆は風味豊かなコーヒーの飲み比べ。家族経営の農園で、コーヒー文化と共にある素朴なライフスタイルにも触れることができる。
 山岳部に点在する風情あふれる小さな村も、コーヒー文化の賜物だ。可愛らしい乗り合いジープで山道をゆくと、白い教会に守られた日だまりのような広場に迎えられた。コーヒーの屋台があり、老若男女、村人らが集う。通りに連なる色鮮やかな建物の大半にベランダがあるのは、日常的に町と山並みの景色を楽しむためだろうか。 
 このソレントの村の郊外、ココラ渓谷には高さ70mに達するワックス・ヤシの森が広がる。標高2000m、雲を突き破るように天空へ延びる無数のヤシはシュールな眺めだ。よく見ると熟したコーヒー豆のような真っ赤な実をつけたものも。コロンビアはマジカル・リアリズムの風景の宝庫だ。
(左上)コーヒー農園(右上)サレントのジープ(左下)ココラ渓谷(右下)コーヒー産地の景観

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