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木造建築の美しさは、古代から木を生かす技術を受け継いできた日本建築の誇りである。持続可能なシステムである日本の木の文化の技と思想、その未来の可能性が思考される。
北川原温《ミラノ国際展覧会2015 日本館 木組インフィニティ》2015年 ミラノ、イタリア 撮影:大野 繁
Genes of Japanese Architecture

Text Rie Nakajima
9月17日まで、森美術館において「建築の日本展:その遺伝子のもたらすもの」が開催中だ。
2016年に完成し、ロイターが選ぶ「世界9大新ランドマーク」の一つにも数えられた台湾の台中国家歌劇院。設計を手掛けたのは日本人建築家、伊東豊雄だ。2015年、アメリカ東海岸にキリスト教施設グレイス・ファームズを完成させて話題となった、妹島和世と西沢立衛による建築家ユニット・SANAAは、2013年にフランス・ランスのルーヴル美術館別館の設計も手掛けている。同じくフランスには昨年、坂茂の設計によるラ・セーヌ・ミュージカルが完成。今、世界で日本人建築家の評価が高まり、彼らによる新しい海外プロジェクトの話題が毎年のように入ってくる。建築はまさに、日本が世界に誇る芸術産業の一つとなった。それはなぜか。その秘密をひもとくのが、9月17日まで開催中の「建築の日本展:その遺伝子のもたらすもの」だ。
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