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1839年にわずか400枚だけ発行されたウィリアム・ワイオン作の通称「ウナライオン」。アンティークコイン市場を牽引するビクトリア女王の代表作で、価格は3000万円を超える。ワールドコインでは、このような歴史的価値が高くロマンを感じられるコインの数々も扱う。今春オープン予定の会員制ショールームでは、それらを実際に見ることもできる。

資産保全の最善策はアンティークコイン
ワールドコイン
Text Ichiko Minatoya
価値あるアンティークは、時が経てば経つほど価値が上がる。それはコインの世界も同じことだ。アンティークコインは今や貴族的な趣味の世界だけでなく、投資の対象でもあり、資産保全と運用における有望な選択肢として世界的に注目を集めている。実は、先進国で遅れているのは日本だけかもしれない。
金融不安が続くと、資産を増やすことはもちろんだが、今ある資産をどう保全していくかが非常に重要になってくる。実物を保有する金などでの資産運用に注目が集まっているが、果たしてどのような資産保全が、最善なのだろうか。
 まだ日本での注目度は低いが、実は欧米ではすでに世紀を超えて、安全かつ利益率の高い資産として、アンティークコインが収集され、売買もさかんに行われている。
 ヨーロッパの貴族階級では 〝家宝〞として代々アンティークコインを受け継ぐ家も多く、その中には資産的価値だけでなく歴史的にも非常に価値が高いコインも数々ある。そうしたコインの多くは、長らく門外不出の品。ごくまれに代替わりの際などに一部が売りに出されると、世界の新興富裕層やハリウッドスターなどが、〝所有する名誉〞を求めて争奪戦を繰り広げる。価値の高いコインであればあるほど、どんどん価値は上がっていくので、いわゆる元本割れのようなことにはなりにくい。これが、世界中の資産家たちがアンティークコインの収集に熱心な第一の理由だろう。
 第二の理由に、景気変動の恩恵だけが受けられるという点が挙げられる。円高なら海外で売りに出されている価値の高いコインの買いどきであり、円安ならその逆となる。つまり自分が今売りたいのか、買いたいのかで、世界中から市場を探せるため、景気に縛られることがない。
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