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まずは、大正デモクラシーを背景に大衆が文化を牽引した時代、より自由で生き生きとした教育体験を目指して設立された「自由学園」(1921年 フランク・ロイド・ライト+遠藤新)などの大正自由教育運動の学校を紹介する「子どもの世界の発見 大正時代」。

 次に、科学的な視点に基づく建築計画学の成果として実現された、「旧目黒区立八雲小学校分校(目黒区立宮前小学校旧校舎)」(1955)などを紹介する「新しい時代の到来、子どもたちの夢の世界を築く 1950-1970」。「加藤学園暁秀初等学校」(1972年、槇総合計画事務所)や「宮代町立笠原小学校」(1982年、象設計集団)他を紹介する「おしゃべり、いたずら、探検-多様化と個性化の時代 1971-1985」。

 そして、子どもが輝ける場所とはどんな場所なのだろうか考えられ、建築家の参画し、新しい学習に対応した空間や、生活の場としての空間の豊かさをめざす学校が増え始めた1985年以降から現代(昭和60年代から平成)までを紹介する「今、そしてこれからの子どもたちへ 1987-」の第5章に分けて紹介。

 社会のあり方が大きく変化する現代、本展がこれからの子どもたちが育つ環境づくりのインスピレーションを受けに行きたい。

●子どものための建築と空間展
TEL03-5777-8600[ハローダイヤル] panasonic.co.jp/es/museum/exhibition/19/190112/index.html
イサム・ノグチ モエレ沼公園遊具広場 1982-1995年 写真提供:モエレ沼公園 撮影:並木博夫 ※画像写真の無断転載を禁じます

>>子どものための建築と空間展の鑑賞券を5組10名様にプレゼント
応募締め切り:12月17日(月)まで
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