
監督:マリーケ・シュレーダー/出演:チャールズ・シューマン 他/2017年/ドイツ/98分/配給:クレストインターナショナル/4月21日(土)シアター・イメージフォーラムほか全国順次ロードショー www.crest-inter.co.jp/schumanns Ⓒ 2017 Thali Media
映画の中で彼は「バーマンと客は距離を保つべき」と言い、彼の店のスタッフが応えるシーンがある。
「彼らが言うように、週に5〜6回来てくれる客と距離が近くならないようにするのはとても難しい。しかし週5回の客と月1回の客、それに対して、態度が違うというのはどうだろうか? 私が客との距離を保てと言うのは、結局のところバーで働く者にとって、変なところに気を使う必要がなくなり、その方が仕事がしやすいからだ。正しいことだが難しいことも分かっているよ」
続けて、客とバーマンが心地よい関係を作るコツを尋ねた。
「私に尊敬されたければ、まず私に敬意を示すことだ……と、(映画の中で)アメリカ人は言ってるね」
とのこと。そう、バーとは大人同士が互いに敬意を持ち、適度な距離を保って、共同作業で創り上げる大人の遊び場なのだ。
「近年、いいバーが多くなり、お気に入りの店に出合えるチャンスは増えていると思う。日本にも私の店を? いや、もうすでに日本には私自身が大好きな、いいバーがたくさんある。そこに私の店を出す必要はないよ。日本のバーマンの、仕事に対する真摯な姿勢は本当に素晴らしい。これはあまり欧米のバーには見られない魅力だ。私たちヨーロッパ人も日本のいいところを学ぶし、日本もヨーロッパのいいところだけ取り入れればいい。どちらが上とか下ではなく、それぞれの個性ある店が増えればいいと思っているよ」
「彼らが言うように、週に5〜6回来てくれる客と距離が近くならないようにするのはとても難しい。しかし週5回の客と月1回の客、それに対して、態度が違うというのはどうだろうか? 私が客との距離を保てと言うのは、結局のところバーで働く者にとって、変なところに気を使う必要がなくなり、その方が仕事がしやすいからだ。正しいことだが難しいことも分かっているよ」
続けて、客とバーマンが心地よい関係を作るコツを尋ねた。
「私に尊敬されたければ、まず私に敬意を示すことだ……と、(映画の中で)アメリカ人は言ってるね」
とのこと。そう、バーとは大人同士が互いに敬意を持ち、適度な距離を保って、共同作業で創り上げる大人の遊び場なのだ。
「近年、いいバーが多くなり、お気に入りの店に出合えるチャンスは増えていると思う。日本にも私の店を? いや、もうすでに日本には私自身が大好きな、いいバーがたくさんある。そこに私の店を出す必要はないよ。日本のバーマンの、仕事に対する真摯な姿勢は本当に素晴らしい。これはあまり欧米のバーには見られない魅力だ。私たちヨーロッパ人も日本のいいところを学ぶし、日本もヨーロッパのいいところだけ取り入れればいい。どちらが上とか下ではなく、それぞれの個性ある店が増えればいいと思っているよ」