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(左上から)エントランスは、バリ伝統建築の門に着想を得た建築デザイン。車寄せがある、この門から中へと入り、星のやホスピタリティーの世界へ。 / ヴィラとレセプションを結ぶ通路は、バリの村の道をモダンに表現したかのよう。プルメリアなど南国の花々が歩く人を出迎えてくれる。 / ヴィラも、バリの伝統建築様式を取り入れた造り。ベッドが置かれている壁に、見事な透かし彫りが施されている。屋外にはガゼボもある。 / コンテンポラリー・バリニーズのコース料理は、小さなポーションで出てくる。オリジナルで作成した陶器も多く、見た目にも楽しい。 / 渓谷に面したダイニング。風と光を感じ、緑を眺めながら食事が楽しめる。インドネシアン、和食、アメリカンの3種類から選べる朝食もここで。
鳥カゴをモチーフにした「カフェ・ガゼボ」は、中に入ると、まるで空中に浮かんでいるかのような浮遊感にとらわれる。鳥の声が聞こえる早朝、やわらかな闇が心地よい夜。時のうつろいとともに、ガゼボで寝転がって、周囲の自然と同化するような、バリらしいくつろぎの時空間を味わってみたい。
 ダイニングも、神秘的な渓谷に面した開放的な造り。バリ島で長い在住歴を持つ三山口誠シェフが手掛けるのは、これまでにない新機軸のコンテンポラリー・バリニーズ。バリの食材や調味料を用いて、日本の調理法や会席料理のプレゼンテーションを取り入れた、他では出合えない洗練の味わいを作り出した。
 小ぶりで品のよい器で登場する、全10品のディナーコースは、例えば「レモングラスの香りをまとったアミューズ」「サンバル(辛味調味料)でいただくマグロのたたき」など。インドネシア料理のエッセンスがしっかりと生かされた料理の数々は、現地の料理をよく知る人ほど、小さな驚きの連続と大きな満足とを得ることができるはずだ。
 森と渓谷に抱かれた、ウブドの奥座敷という場所にありながら、「星のやバリ」には、日本旅館ならではの凛(りん)とした空間作りや、日本的なもてなしの心づかいが生きている。
 バリの自然や伝統文化と、日本ならではの旅館カルチャーの融合が、どんなバランス感でどのように熟してゆくのか。これからがとても楽しみな宿だ。

●星のやバリ TEL0570-073-066(星のや総合予約) 
HPはこちら
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