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「猪のブラーチェ」(3,600円~)は、脂を残しながらグリルした猪肉、そのうまみは、ブルッネロ・ディ・モンタルチーノの中でも、いい意味でクラシックさを残して作られるビオンディサンティに合う。

ワイン:Brunello di Montalcino 1977 Biondi Santi
 個人的には、スカレッタの真骨頂は、食材を生かした自由闊達な料理にあるのでは、と思っている。
 伝統あるワインと郷土料理の組み合わせはお手のものだろうが、一方で若いワインには、「若いワインなりの面白さがあり、その個性を引き立てるのも楽しいです」とシェフの言葉にもあるように、いい意味で予測不可能なマリアージュも期待できそうだ。
 「そもそもイタリアでのワインの飲み方が、私たちの想像を超えています。例えばイタリア半島のかかとにあたるプーリア州は、生の魚をよく食べる上、それにぬるい赤ワインを合わせる習慣を持っています。最初は違和感を覚えるのですが、やがて慣れてくると、これはおいしいな、と思えるようになります」
 教科書的な規則から脱却して、ワインと料理の関係にもう一歩深く踏み込めば、新しい世界を体験することができる。これを筒井シェフは料理を通して教えてくれるというのだ。
 魚介類の料理でもファンが多いスカレッタだけに「アンコウの煮込みなどと合わせてもいいですね」などとも言う。それとイタリアの赤ワイン。この“冒険"は、とても良いディナーになりそうだ。
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