ヤラ川の北岸最初の移民団が集落を構え、現在移民博物館となった隣にあるのが、米国系のホテル、クラリオン・スイーツ・ゲートウエーだ。長期滞在にも対応した、キッチン付きアパートメント形式の客室が大半を占めている。地元の商店で山海の幸を選んで、自分のアパートメント客室で、ゆっくり料理と食事が楽しめるというもの。
もともとは高級レジデンスあったのをホテルに改造したもので、現在も17~19階は200~250m2(3~4寝室)の住居となっている。ちなみに、平均販売価格は250万豪$~と東京都心部と大差ない。川辺の風景が望めるカフェ・レストランでは、早い時間から朝食を用意、お好みの卵料理などを注文できるとあって時々住民にも利用されている。
ホテルの1ブロック北にはメルボルンの目抜き通り、コリンズ・ストリート。カフェがひしめく通りも歩いて10分ほど。街歩きなどを楽しみながら、暮らすように旅するにはうってつけのホテルだ。観光に飽きたら、窓の外にとうとうと流れるヤラ川と河畔の風景を眺めているだけでも寛げる。
1800年第初頭、大洋を旅してここに定住した人々は、やがてここがロンドンに次ぐ大都市となり、盛衰しながらも21世紀には「世界一住みやすい街」となることを想像しただろうか。
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(左上)クラリオン・スイーツ・ゲートウエー外観(右上)ゆったりとした居住空間(左下)好評なカフェレストラン(右下)川辺のくつろぎ