
緑豊かなメルボルン ⒸRoberto Seba

暮らすように旅したい、「世界で1番住みやすい街」メルボルン
Text Koko Shinoda
Many thanks to Visit Victoria
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英国の経済誌「エコノミスト」調査部による「世界で最も住みやすい都市ランキング」で、7年連続1位を獲得している、オーストラリア南東部ビクトリア州の州都、メルボルン。
ゴールドラッシュで栄えた19世紀、メルボルンはロンドンに迫る大都市で当時の重厚な建造物とヤラ河畔の超高層街が、「ガーデン・シティ」とも称される緑豊かなランドスケープに鮮やかな対比を見せる。
1835年にヤラ河畔の小さな集落から始まったメルボルンは、今では1日100人の移民を迎え、多民族が住む人口500万人のコスモポリタン都市に。どことなく英国風の街並みを残しつつ、多様なエスニック文化も反映されている。若者人口に恵まれ、インフラも整っており、生活の質も高い。唯一の難点は、人口の急増で不動産が高騰していることだろうか。
だが、若者人口も多く活気にあふれつつ、落ち着いた風情のある街は旅行者にも心地よい。地球環境を考えた時、次の世紀は南半球に移るのではないか……と初夏の花で埋め尽くされた宝石箱のような街角の小さな公園で一息つきながら、ふと思った。
ゴールドラッシュで栄えた19世紀、メルボルンはロンドンに迫る大都市で当時の重厚な建造物とヤラ河畔の超高層街が、「ガーデン・シティ」とも称される緑豊かなランドスケープに鮮やかな対比を見せる。
1835年にヤラ河畔の小さな集落から始まったメルボルンは、今では1日100人の移民を迎え、多民族が住む人口500万人のコスモポリタン都市に。どことなく英国風の街並みを残しつつ、多様なエスニック文化も反映されている。若者人口に恵まれ、インフラも整っており、生活の質も高い。唯一の難点は、人口の急増で不動産が高騰していることだろうか。
だが、若者人口も多く活気にあふれつつ、落ち着いた風情のある街は旅行者にも心地よい。地球環境を考えた時、次の世紀は南半球に移るのではないか……と初夏の花で埋め尽くされた宝石箱のような街角の小さな公園で一息つきながら、ふと思った。