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黒毛和牛とホルスタインの交雑種のものだが、サシの状態が素晴らしい A5 級のリブロース(2,500g)。「脂もとてもいい香り」とシェフはこの肉に惚れこんでいる。
厨房では客席の方に向いた木下シェフがまないたを前にして、肉の塊を切ることからはじまり、オーブンやグリルを駆使してさまざまな調理をし、そして皿の上に野菜のガルニチュールなどとともに美しく盛りつけるところまで、それがまるでひとつの芸術のような動きだ。
 うまい肉を食べたければキノシタへ、というのが世のグルメの言うところだが、まさにその言葉どおり。さまざまな肉を、それこそ冬はジビエとよばれる狩猟肉まで、目利きして選び、熟成させ、調理し、というすべての過程において卓越しているから、予約が絶えないのだろう。 
 今回のテーマである牛肉。これも「キノシタ」の名物ともいっていいぐらい、生産者から調理まで一貫してこだわりをみせる。
「牛肉のよさですか? 端的にいうと食べるとシアワセになるところではないでしょうか」
 木下シェフの答えはじつにシンプルだけれど、でも世の牛肉好きは誰もが首肯するにちがいない。
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