
普遍的な価値を持つ邸宅
ザ・ウエストミンスター南平台
ザ・ウエストミンスター南平台
Photo Shinichi Ito Text Kiyo Sato

中庭には象徴的な土壁と石の彫刻が配置され、ドラマチックな空間を演出してくれる。
渋谷と代官山に囲まれた閑静な住宅街にイギリスのデベロッパー、グロブナーが手掛ける最上級のリノベーションレジデンス「ザ・ウエストミンスター南平台」が誕生。時を経ても変わることのない価値が、ここにはある。
近年、再開発が進む都内屈指の繁華街である渋谷と、流行発信地である代官山に囲まれた南平台(なんぺいだい)。最先端のショップやレストランが立ち並ぶ一方で、古くからの豪邸やヴィンテージマンションが点在し、歴史と品格を感じさせる街だ。都心の好立地でありながら、長い年月の中で育まれてきた豊かな自然が残るのも、この街の魅力の一つ。多くのセレブリティーから愛されてきた閑静な邸宅街の一角に、イギリスのデベロッパー、グロブナーの手による高級リノベーョンレジデンス「ザ・ウエストミンスター南平台」が誕生した。周囲の景色に溶け込むようにたたずむ地上4階建て、全52戸からなる住まいでは、美しい自然とともにインターナショナルなアーバンライフを送ることができる。
グロブナーは創業300年以上もの歴史を誇り、英国ロンドンを拠点に、これまでに世界60カ国で不動産事業を展開。数々の邸宅地や高級レジデンスを生み出してきた。それらに共通するのが、そこに住まう人たちを最優先し、建物や街並みにサステナブルな価値を創造していくという思想である。そして、限りある資源に対し責任を持ちながら、質の高い空間を人々に提供することを目指している。
その哲学を具現化した本プロジェクトでは、近代建築の巨匠であるル・コルビュジエに師事した建築家、坂倉準三の意思を継ぐ坂倉建築研究所が手掛けた建物をベースに、数多くの受賞歴を誇るイギリスのエリック・パリー・スタジオがリノベーション。こだわりのパブリックスペースは、石彫家・和泉正敏氏や左官・挾土秀平(はさどしゅうへい)氏、照明デザイナー・内原智史氏といった日本の名匠とコラボレーションし、細部に至るまで丁寧にデザインした。ロビーやラウンジから眺められる中庭は、和の趣あふれる植栽とともに、存在感のある庵あ治じ石いしと土壁を配置。幻想的なライティングによって日本的な陰影美を表現している。また居室内では、特徴のある大理石やオーク材ヘリンボーンの床、金箔(きんぱく)のようなシャンパンゴールドのモザイクタイルといった日本国内では見かけることの少ない素材をふんだんに使用するなど、ヨーロッパと日本の要素を融合させながら、モダンかつラグジュアリーな空間に仕上げた。
グロブナーは創業300年以上もの歴史を誇り、英国ロンドンを拠点に、これまでに世界60カ国で不動産事業を展開。数々の邸宅地や高級レジデンスを生み出してきた。それらに共通するのが、そこに住まう人たちを最優先し、建物や街並みにサステナブルな価値を創造していくという思想である。そして、限りある資源に対し責任を持ちながら、質の高い空間を人々に提供することを目指している。
その哲学を具現化した本プロジェクトでは、近代建築の巨匠であるル・コルビュジエに師事した建築家、坂倉準三の意思を継ぐ坂倉建築研究所が手掛けた建物をベースに、数多くの受賞歴を誇るイギリスのエリック・パリー・スタジオがリノベーション。こだわりのパブリックスペースは、石彫家・和泉正敏氏や左官・挾土秀平(はさどしゅうへい)氏、照明デザイナー・内原智史氏といった日本の名匠とコラボレーションし、細部に至るまで丁寧にデザインした。ロビーやラウンジから眺められる中庭は、和の趣あふれる植栽とともに、存在感のある庵あ治じ石いしと土壁を配置。幻想的なライティングによって日本的な陰影美を表現している。また居室内では、特徴のある大理石やオーク材ヘリンボーンの床、金箔(きんぱく)のようなシャンパンゴールドのモザイクタイルといった日本国内では見かけることの少ない素材をふんだんに使用するなど、ヨーロッパと日本の要素を融合させながら、モダンかつラグジュアリーな空間に仕上げた。