

(左)ステットラーの代名詞でもある「パヴェ・ド・ジュネーブ」。口どけの良さはまさに幻のチョコレート。
Chocolaterie Stettler (ショコラトリ ステットラー )
少数精鋭の職人が生む奇跡
「パヴェ・ド・ジュネーブ」。スイス・チョコレートが好きな人なら一度は耳にしたことがあるかもしれない。1947年より続くステットラー社が、熟練の技術とこだわりの素材で守りつづけているチョコレートである。
創業者であり、チョコレート作りの名職人であったポール・ステットラー氏によって生み出されたパヴェ・ド・ジュネーブ(=ジュネーブの石畳)は、生タイプのキューブ型チョコレート。生クリーム、バター、保存料を一切使わず、こだわり抜いた原材料と熟練した職人の技術が「忘れられない」味を作り出している。今ではステットラー氏のもとでノウハウを学び、チョコレート作りをともにしてきた4人の職人が“少数精鋭"と言わんばかりにその伝統を受け継いでいる。
ベルンに1軒の店を持つステットラー社は、ジュネーブの工場で作られているチョコレートを、日本を含む海外へも発送している。特に日本はステットラー社の一番の輸出先であり、日本向けに「カリカリ」という名のパフライフ入りのチョコレートも作られたほどである。
海外でも多くの人々を魅了するステットラーだが、その一つ一つには、量よりも質を大切にし「一日に何個できるか」ではなく、「一粒にどれほどの愛情と技術をこめられるか」という思いがしっかりと詰まっている。
こういった職人一人一人の強い信念が素材へのこだわりや卓越した技術を守り、本物を知る人からの絶賛を浴びる所以である。
Chocolaterie Stettler
49 Avenue Blanc, 1202 Geneva
TEL +41 22 738 17 20
www.chocolaterie-stettler.ch