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「光」の写真家、
田原桂一氏の展覧会
“手”をモチーフにした写真を日本初披露
フランスを始め世界的に活躍し続ける写真家、田原桂一氏の展覧会「Les sens」が6月9日(金)から7月9日(日)までポーラ ミュージアム アネックスで開催される。田原氏は「光」をテーマに撮り続ける写真家だが、その表現方法は写真にとどまらず、彫刻や多様なインスタレーションなど、さまざまだ。1977年に「窓」シリーズでアルル国際写真フェスティバル大賞を受賞、一躍脚光を浴び、その後も木村伊兵衛写真賞、フランス芸術文化勲章シュヴァリエ、パリ市芸術大賞など数多くの受賞を重ねている。また、世界的ブランドのブランディングコンサルタントとして数多くの広告、企画を手掛けており、カルティエやドン ペリニヨンなどはその一例だ。
 同展では、2015年に発表され、話題となった“手" をモチーフにした写真作品シリーズを日本で初めて展示する。また、空間全体で楽しめる会場構成となっており、レーザーで床一面に敷き詰められた砂の上にプリズムの光を演出する。この機会にぜひ足を運んでみてほしい。

田原桂一「Les sens」
会期:6月9日(金)~7月9日(日)
開館時間:11:00~20:00(入場は19:30まで)
入場料:無料

●ポーラ ミュージアム アネックス TEL03-5774-8600 www.po-holdings.co.jp/m-annex
人の想いを写し 自然を写し ひかりを移す
風があり薫りたち 静寂に音が響き 肌がふるえる
温度のある優しさと鉱物の輝き

私は「私という感覚」のみによって存在しているのか?
理解出来ることや、出来ないことが
渾然と浮遊し不思議な平衡感覚の上に私個人が乗っかっている。
安定的な重力と不安定な触覚が覚醒するとき、
思考がある一定の規則からはみ出してしまうことが度々起こる。
表現しようとする意志を働かせたとき、過剰な想いと言葉が
「不明瞭な意味」を生み出そうとして私のなかを駆け巡る。
光りを掴み取りたいという傲慢な欲望が私を支配する。
(田原桂一氏コメント)
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